
昨今、某アベノミクスにより一昔前と比べ就業者数が大きく改善し、新卒の求人倍率は1.78倍と学生の売り手市場が続いております。
就職に成功したとしても仕事が続かなければ、面白くなければ、楽しい人生を送れなければ、本当の意味で就職に成功したとは言えないでしょう。
そして実際、新卒の学生が1回目の就職で天職と思えるような職種につけることは稀です。
社会経験もほとんどなく、自分が何をやりたいか、何が向いているか、明確ではないのに一発で就職に成功したとすれば、それはかなりの幸運でしょう。
ほとんどがそうじゃないからこそ「第二新卒」の方が多くといるということだと思います。
今回は第二新卒の方が未経験からプログラマーを目指すことは可能か?
というテーマを記事にしていきたいと思います。
第二新卒に限らず、第三、第四でも、前職を退職してしまったけど、未経験からプログラマーを目指す方にぜひ読んでいただきたい記事です。
年代別プログラマー転職・就職術(全7記事)
プログラマーに未経験からなれる年齢は何歳まで?
├─高卒でもなれる!未経験からプログラマーになる方法
├─未経験からプログラマーへ!新卒と未経験者のための完全ガイド
├─第二新卒未経験でプログラマーになりたい人に知ってほしい3つのこと
├─【実例あり】26歳でも間に合う!未経験からプログラマーになる方法
├─30代未経験かrプログラマーへ!成功するための完全ガイド
└─40代未経験でも在宅案件を見つける方法|成功するための完全ガイド
1. 第二新卒でもプログラマーになるチャンスは十分ある

第二新卒と聞くと、どういったイメージを持つでしょうか?
- 前の仕事をすぐ辞めてしまった人
- 根気のない人
- 決断が早い、早すぎる人
- 会社に迷惑をかけても平気な人
さまざまな印象を持たれ一概には言えませんが、ネガティブなイメージを持っている方は多いでしょう。
ですが、現在の売り手市場の状況では学生の立場からすれば、向いていない職場を辞めるのは当然ですよね。
むしろ理解のある企業であれば、ネガティブな偏見は少ないはずです。
それよりむしろ、一度社会を経験して、”迷惑はかけたかもしれないけど自分に向いている仕事を見つめ直すことができた第二新卒(つまり反省を活かせる人)”を、企業は歓迎します。
しかしプログラマーとして再就職を考えるなら、1回目の失敗を反省するだけでなく、行動で示す必要があります。
行動とは、プログラマーとして最低限の知識をつけ、面接時は自分で制作したプログラムの作品見せられる程度のスキルを独自で身につけることです。
空き時間でプログラミングを勉強しよう
第二新卒と言っても、仕事を辞めてしまった場合は、実家暮らしか一人暮らしかで状況が大きく異なります。
基本的に一人暮らしの方が、どうしても経済的に余裕が無いため、あまり時間は作れませんが、実家暮らしで且つ明確な目標があれば、
多少両親に甘んじても良いのではないでしょうか?
プログラマーになるために勉強をしたい!
という強い意志を両親に伝えれば、きっと両親は反対しないでしょう。
そうして作った空き時間は、ぜひブログラミングの勉強に使ってください。
特にプログラミングの勉強は独学でおこなうことをオススメします。
なぜかというと、プログラマーに就職してからも(むしろ就職してからの方が)勉強はずっとずっと必要になるからです。
この時、先輩プログラマーや同僚に質問しようものなら、高確率で煙たがれるでしょう。
なぜでしょうか?
実は「わからない?」「おしえて?」という気持ちは、本当に詳しいプログラマーにでもならない限りは基本みんな一緒だからです。
先輩プログラマーも、新人プログラマーも、未経験プログラマーも、みんな「わからない?」「おしえて?」という気持ちです。
先輩プログラマーはプログラミングに詳しいことももちろんですが、それ以上に調べる力が高いのです。
この力は、独学でプログラミングを勉強していることでついた力であり、教えられて身につくものではありません。
独学で勉強することは、プログラミングスキルが身につく以上に、自分で調べる力が身につくので、強くオススメできる理由です。
できればプログラミングの関連職でアルバイトしよう
実家暮らしであれば、上記のような勉強は比較的簡単ですが、一人暮らしの場合は時間的にそうはいきませんよね?
そういったときは、プログラミング業務を請け負うシステム会社やWEB制作会社で関連職としてアルバイトを検討してみてはいかがでしょう?
関連職というのは、プログラミング会社の受付や事務、雑務のことだと思ってかまいません。
プログラミングの勉強は直接できませんが、プログラミングやプロラグラマーに関わる機会が増えますし、プログラムについての基本的に知識を自然に覚えることができます。
何より、プログラマーがどういう環境でどういう仕事をするか、客観的に見ることができ、将来の想像ができる点もおすすめできます。
2. 未経験者なりにプログラミングで作品を作ることは重要

プログラミングを勉強することとプログラマーになることは、似て非なるものです。
プログラマーになるには、プログラマーとして就職する必要がありますし、面接時にはそのためのスキルを証明するために、プログラム作品を提示して見せる必要もあります。
ここではそのプログラム作品を作るメリットについて説明していきます。
プログラムの技術と仕組みを自然に理解できる
プログラム作品を作る一番のメリットは、何と言ってもプログラムの技術と仕組みを肌で感じて感覚を掴めるということでしょう。
本格的ではなくとも、作っていく中で失敗や挫折を経験することで、プログラム設計の大切さを学べますし、プログラムにもいろんな手法があることもわかります。
その時その時でどの手法が最適かを判断できるようになるには時間がかかりますが、こういった経験はプログラマーを目指す上ではこの上ない資産になるでしょう。
プログラムを作ったことへの達成感を覚えられる
自分で設計し、プログラミングしたプログラム作品がしっかり動いているかどうかを確認するデバッグ作業は大変ですよね?
デバッグと修正を繰り返してやっと正常に動くようになった、完成したプログラム作品はかけがえのない達成感を与えます。
特に慣れないうちは、デバッグ作業がプログラミングと同じかそれ以上に大変で、デバッグの重要性も痛いほど理解できます。
この達成感が快感になれば、もっとプログラミングが面白く感じるはずです。
プログラムで作った作品がしょぼく見えれば成功!
上記の達成感と一見矛盾するようですが、1回目に作った作品が完璧だと思ってはいけません。
完璧なものなどこの世に存在しないというのはプログラミングでも言えます。
その証拠に、どんなプログラムにも弱点があり、ハッカーに攻撃されるものですね。(よくないことですが。)
それ以外にも、メンテナンスが大変な設計にしてしまっていたり、思わぬバグがあったり、他人が読みにくいコードになっていたり、改善点は常にたくさんあるものです。
いえ、たくさん見つかったほうが良いでしょうから、できるだけたくさん見つけてください。
次作る作品や、あるいは実践で改善できればいいのです。
そういった意味では、作った作品がしょぼく見えてしまうということは、それだけ改善点があるということですので、大いにノビシロがあると言えます。
3. 就活では「第二新卒」「未経験」を武器にアピールしよう

第二新卒に限りませんが、大まかに言えばポイントは3つでしょう。
- 最低限のスキル
- 自分で作った作品
- 自己アピール力
プログラミングスキルというのは、プログラム言語により様々なため、一概には言えないため割愛させていただきますが、あとの2つはコツのようなものがあります。
また、「第二新卒」「未経験」ということを武器として活かすための特徴と合わせて、少し説明します。
プログラマー未経験の第二新卒が面接で受かるには?
「第二新卒」「未経験」という2つは、これからプログラマーになろうとしているという点から考えれば当たり前です。
企業側が経験者や即戦力を第二新卒に求めるということは、前職がプログラマーということになります。
これは、新卒でプログラマーになったが1年経たずして辞めたということになりますので、理由にもよりますがプラスというよりマイナスです。
業種は違っても、プログラマーになりたくて未経験でもプログラマーを志願した第二新卒に期待する企業は少なくありません。
「第二新卒」「未経験」という2つは、面接に活かせる強みであるということにまず自信を持つことが面接に受かる第一のポイントです。
「第二新卒」という立場を強く活かそう
「第二新卒」についてもう少し掘り下げてみましょう。
特に、前職が別業種であった場合です。
プログラマーと言っても、実際にはプログラマー以外とのコミュニケーションが全くないわけではなく、責任ある立場になればなるほど、関係部署やお客さんとのやりとりが必要になります。
その時、社会経験がない状態でプログラマーになってしまった人は、普通の社会常識やビジネス感覚に疎いことがあります。
接客業や営業職のような仕事ならもちろん、他の業種でもそこで学んだ何らかのことは、必ずプログラミングで活かすことができます。
むしろ「第二新卒」はそのことを活かすことや、前職からの反省をバネにした改善に多いな期待をしています。
プログラマー市場から見ても第二新卒への期待は高い
せっかくされている期待には、答える方がいいでしょう。
その答え方というのは、面接での姿勢やプログラム作品になります。
面接での態度は、私の知る限り礼節やお決まりのルールのようなものは一般の職業ほど重視されていません。
それよりもプログラマー適性のある人間性や、あるいはプログラム作品やスキルを評価するだけで、態度自体はよほど粗相がなければ合格というケースさえあります。
逆にそれほどプログラム作品やスキルは重要です。
特にプログラム作品はスキルを証明するもっとも重要なもので、作品は見せるだけでなく、どういったものかを説明する力も必要です。

面接官は友達でも先生でもないので、何の説明もないプログラム作品は評価のしようがありません。
必然的にあなたは最低限のアピール力が求められます。
- どうしてこれを作ったか
- ここにこだわった
- この技術をつかった
などはプログラム作品を見せる時に、面接官にしっかり説明できるようにしておきましょう。
第二新卒・プログラマー未経験だからといって甘えない
これは、どちらかというと就職してからの話ですが、上記のように、企業が第二新卒のプログラマーに期待をしているのは、その通りです。
しかし、それに甘んじればそれは見抜かれ不採用になったり、就職してから怒られる原因になりかねません。
特に、第二新卒は前職を辞めた理由の根本に、そもそも社会を舐めているという色眼鏡で見られている可能性があります。
プログラマーの世界は決して甘くないということは肝に銘じておいたほうが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、第二新卒のみなさん、プログラマーになる決意はできましたでしょうか?
決意というと大げさですが、未経験であればとりあえずプログラミングを始めてみましょう。
プログラミングはわかると楽しいですし、これからのAI社会ではおそらく需要は高まっていくと思われる、多くの可能性がある明るい業界です。
ぜひ、前職からきっぱり縁を切って、プログラマーという新しい世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか?