ネットワークトラブルが起きたとき、「とりあえずtcpdumpでキャプチャを取ればいい」と言う人は多いですが、実際にはtcpdumpの本質を理解せず、知識だけで“わかったふう”になっているケースが非常に多く見受けられます。 tcpdumpは単なるログ収集ツールではなく、「どこを観測するか」という視点が不可欠なツールです。対象となる通信には必ず送信側と受信側の2地点が存在し、それぞれにtcpdumpを仕掛けて比較することではじめて意味のある解析が可能になります。 それにも関わらず、1台のコンソールだけで状況を ...