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【実例あり】26歳でも間に合う!未経験からプログラマーになる方法

【実例あり】26歳でも間に合う!未経験からプログラマーになる方法

プログラマーを目指している皆さん、目指そうとしている皆さん、年齢って気にしていますか?

年配の方から言わせると「若い内なら何でもできる!」と言ってはくれるものの

”現実的に20代後半に差し掛かると果たして自分はまだ若いのか”という疑問が湧きますよね。

特にプログラマーの場合は、「プログラマー35定年説」なんていうのもあったりする激しい実力社会といったようなイメージもあるかと思います。

かくいう私も、25歳で接客業からの異業種転職を考え、26歳でプログラマーとして就職した身です。

その後、プログラマーを採用する面接官の経験させていただきました。

今回は実際26歳くらいではじめてプログラマーとして業界に足を踏み入れた私の体験談から考える、年齢とプログラマーデビューの関係です。

特に私の経験と同じく、20代後半からプログラマーデビューを目論む方に読んでいただきたい記事になります。

26歳でプログラマーになるとはどういうことか?

社会人経験がある20代後半の方であればご理解いただけるかと思いますが、どんな仕事であっても、どんな資格を持っていても、実際の仕事でそれなりの活躍ができるようになるには、就労を始めて数ヶ月から数年の実経験を経てからになるのが一般的です。

プログラマーも例には漏れません。

プログラマーになるということは、プログラマーとして就職することではなく、まずはプログラマーになるために見習いやアルバイトとして働かせてもらえる職場に採用されることがスタートラインと言えるでしょう。

「プログラマーになる」と表現している多くの書籍やWEBサイトがありますが、それは概ね「プログラマーになる」になるための最低限の勉強を指しています。

就職さえすればプログラマーというわけではなく、プログラマーとして数年から数十年の修行を経て一人前のプログラマーになれるものだと考えておいたほうが気は楽です。

26歳未経験でプログラマーとして採用されるには?

26歳未経験のプログラマーに求められていることとは?

企業側が26歳や20代後半の方をプログラマーとして採用するにあたり、基本的には即戦力を求められていると思いがちです。

ですが実際には、未経験者に即戦力を求めることは常識的に考えてまずありませんし、逆に求めている企業があるとすればそこはあまり良い企業ではないでしょう。

26歳未経験のプログラマーに求められていることとは?

企業が未経験者を採用する場合、新卒であればこれから新しいことをドンドン教えて、自社で育てて一人前のプログラマーにするという意思があるといえます。

しかし、26歳の未経験者を採用するとすれば、企業側へどういったことが求められていると考えるべきでしょうか?

即戦力?

才能?

潜在能力?

すべて?

すべて正解とも言えますし、企業によって様々ですが、一つ言えることは新卒と同レベルのスキルや意識ではちょっと困るということです。

プログラマーという特殊なお仕事は、特に別業界からの転職である場合、前の業界の通念や常識はあまり通用しない傾向が強く、かえってマイナスにも成りえます。

まずはプログラマーという仕事に必要な最低限の素質を理解しておき、備えておく必要が有ります。

それはプログラミング練習にも必要ですが、いざ就労してプログラマーとして働く時の方がもっと必要になるでしょう。

この素質は、年齢関係なく求められますが、若ければ持っていなくても働きながら順応していく場合も期待できます。

しかし、年齢が上がるとこれまでの考え方を変更できず、根本的な躓(つまづ)きになりがちです。

プログラマーとして、プログラマーになりたい人として、どういう頭脳の動かし方や行動姿勢が必要かは、先にわかっておいて損はありません。

そういった素質の他にもうひとつ、就職活動時はプログラミングスキルの証明として、おそらくプログラムで作った作品を面接時に提示を求められると思います。

この作品も、新卒レベルのものでは企業は新卒の方を採用するのが普通です。

そのため、新卒や他のライバルたちとは違った能力があることをアピールできる必要性があります。

これも一概には言えませんが、せっかく勉強したプログラミングをどのようにアピールするかはプログラマーになりたい人にとっては大変重要です。

こちらは私が面接官として経験したいくつかの作品例とともにご紹介します。

26歳未経験でプログラマーになるために必要な素質

26歳未経験でプログラマーになるために必要な素質

26歳や20代後半という年齢の方がプログラマーになるために必要なものは、何でしょうか?

いくつかありますが、細かい点をあげるとキリがないので、私が考えるに、大きくいって二つです。

それは、頭脳とチャレンジ精神です。

一つずつ簡単に解説していきます。

必要な素質①頭脳

その頭脳とは、おそらく社会人を続けていると、もしかしたらなくなっているかもしれない理系的な頭脳、思考のことです。

ナンバープレート(数独)と呼ばれるパズルゲームをご存知でしょうか?

またはルービックキューブでも構いません。

それらに夢中になる人はなぜ夢中になるかというと、「この問題は必ず解ける」からです。

解き方は分からなくても「問題は必ず解ける」事がわかれば、あとは解き方を探るために思考する、思考する、ひたすら思考するモードになります。

こういったある意味で集中力のある、ある意味で諦めの悪い、この根気と集中力のいずれもがプログラマーには必要な頭脳の基本です。

(個人的にはこれは理系的頭脳だと思っています。)

なお、実際にナンプレやルービックキューブが解ける人でなければなれないわけではないのでご安心ください。

ちなみに、私は理系か文系かでいえば、理系でした。

しかし文系のプログラマーの友人もいますし、未経験から始めるのに理系も文系も関係ありません。

プログラミングがどういった仕事かを現実的に考えた場合、上記のように

  • 絶対に解ける問題の解ける方法を考える
  • できれば最短手数で
  • できればなるはやで

が基本ですので、「絶対に解ける問題」から背を向けず答えを見つけ出すという根気と集中力は必須です。

そういった自信がない場合は、実際にナンプレなどに挑戦するのも良いでしょう。

もっとプログラミングにフォーカスするなら、PaizaといったWEBサービスで、プログラミングの試験ゲームみたいなものがあります。

簡単なステージから挑戦してみることをオススメします。

必要な素質②チャレンジ精神

「チャレンジ精神なんて何にでも言えるじゃん」と言われそうですが、これはプログラマーを目指すことではなく、プログラミングを勉強がまさにチャレンジしなければ学べないことだらけだからです。

おそらくプログラミング関係の本でも教科書でもWEBサイトにおいても、「プログラムはこうしたらこうなる」と割りと実践的なことをいきなり教える場合が多いです。

これは、いきなりコード書いて実行してみようという意味であり、「細かい理屈は後でいいからとりあえずやってみよう」が勉強スタイルの基本です。

ところが、問題があります。

おそらくどの言語でもすぐに試せるというわけではなく、プログラミング言語を実行するための環境をPCにインストールする必要があったり、その環境をインストールするために別の環境を構築する必要があったりと、すべてが未経験な初心者に対してあまりにも無慈悲な壁が連続してそびえ立ちます。

特にプログラムに関わるインストールでは、PCのコアなシステムファイルを書き変える必要があるなど、おそらく20代後半の一般的な大人の感覚では、

「こんなことして大丈夫なんだろうか」

「下手したら今までのデータが消えるんじゃないだろうか」

といった不安が脳裏をよぎって当たり前です。

その辺のところ学生は良い意味でメチャクチャであり、何の躊躇もなくぱぱっと乗り越えていきます。

時に大惨事になることも確かかもしれませんが、プログラマーになること、プログラミングを学ぶことを考えればこういったチャレンジ精神は賞賛に値するものです。

そして大惨事の1回や2回は経験した方が良いともいえます。

やはり20代後半ともなると、経験から「こんな大事(と思われる)ファイルを書き換えていいのか」などと心配になったり、そもそも環境構築がめんどくさいと億劫になったり、目標に向かう純粋なエンジンに火が付きにくくなっています。

このマインドを転換して、勇気を持ってチャレンジする心も頭脳同様に必須でしょう。

とはいえ、本当に大事なデータ満載のPCがぶっ飛ぶ可能性がないとは言い切れませんので、心配な方はデータを移すか、プログラミング用のPCを新調することをオススメします。

特に古いPCや自分でどこをどう設定したかわからない状態では、いろいろ不都合がある可能性があるので、勉強用2台目があると大変便利で良いですよ。

プログラミングスクールを活用しよう

昨今のプログラミングスクールへ通えば、好きな言語を覚えられ、尚且つ転職サポートまで行ってもらえるのは良いのですが、どのスクールに通うだけでも30万円〜50万円ほど費用が必要になります。

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プログラマー未経験者が面接で採用されるための秘訣と実例

プログラマー未経験者が面接で採用されるための秘訣

この記事では、「プログラマーになる=プログラマーとして就職すること」ではないと最初に言いました。

プログラマーに就職することはむしろスタートラインです。

そのため、プログラマー職にアルバイトでも見習いでもいいので、手っ取り早く就職するためのプログラム作品の作り方を考えてみましょう。

ちなみに、その作品を作るために必要な勉強は最低限行っていることが前提です。

具体的な勉強方法は言語によって違いますので、ここでは割愛いたします。

26歳のころ私が実際面接で見せた作品の例

自賛する気はありませんが成功例になります。

私の場合はWEB系に行きたくて当初はカッコイイデザインを作品にしたいと考えていました。

現在とは違い、当時はWEBサイトがダイナミックに動くというのが結構斬新で、それが求められていたという背景はありましたが、

残念なことに私のデザインセンスがなかったため、カッコイイデザインを起こすことができませんでした。

そこで、ダイナミックに動くことから、当時まだ注目されていなかったSVG(Scalable Vector Graphics)に注目しました。

細かい話を抜きにすると、先進的な技術を作品にしようと考えたのです。

それで完成した作品はというと、今思えばたいしたものではありませんでした。

(ベクターグラフィックなので画質劣化がなくサイトが滑らかに動く程度)

しかし、目論見通り、先進的な技術に着眼したという姿勢が評価され、技術やデザインは青二才もいいとこだったにも関わらず、無事入社できました。

後に当時面接をしてもらったプログラマー歴15年の先輩にあのころのことを聞いた所、やはり技術云々より最新技術だったSVGをいち早く取り入れようとしたという姿勢"だけ"が評価されたらしく、

当時まだドキュメンテーションも充実してなかったSVGを、未経験者が独学で作品にしたというこれそのものが決め手だったようです。

今にしてみればただの偶然でしたが、これからプログラマー目指す人には即戦力より潜在能力をアピールする方が近道だと私の経験からは言えます。

24歳の女性プログラマー志願者(未経験者)の作品

これは私がプログラマーとして実際に経験したお話ですが、女性プログラマー志願者が未経験で作ってきた作品を評価させていただく事がありました。

その方の作品は、良くも悪くも驚くところがなく、拾い物のコードをコピペすれば誰でも作れそうなものでした。

他のプログラマーの方が、これは作品とは言えないと批評していましたが、私もかなり賛同した覚えがあります。

今思っても、その作品には作者の拘りが見えず、ただできると言いたかっただけに思えますが、これでは採用は難しいです。

25歳の男性プログラマー志願者(経験者)の作品

これも同様になりますが、この方は未経験者ではありませんでした。

少しアプリ開発経験がある程度と仰っていましたが、経験者だけあって作品は完成されていました。

しかし、使っている技術が古く最終的にシステムマネージャーが不採用にしました。

私が少し意外に思い、プログラマーは古い技術は評価されないんだと感じました。

実際、プログラミングの技術進歩は日進月歩であり、3年前の技術はもう原始時代の話のように扱われます。

今思えばシステムマネージャーの判断は正しかったと思います。

採用された28歳未経験のプログラマー(未経験者)の作品

正直、彼は相当な変人でした。

国立大学卒でしたがいわゆる典型的なオタクで、面接した段階では人間として大丈夫かと思ったほどです。

しかし作品は圧巻でした。

よく覚えていませんが、Unity系のライブラリを使い、3Dアニメーションを音楽付きで持ってきたのです。

作品自体の完成度こそ高くはなく荒削りだったものの、採用になりました。

あれから3年経過していますが、彼の活躍は同年代でも抜きん出て伸びています。

また、彼の奇妙な人間性も無事受け入れられました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

私も26歳でプログラマーとしてデビューし、かれこれ5,6年経とうとしていますが、参考になりましたでしょうか?

26歳で未経験者がどのようにプログラマーになるかという方法を経験に照らし合わせて語らせていただきましたが、私自身この記事を書いていて、自分はまだプログラマーじゃないかもしれないと思ってしまいました。

ホントの意味でプログラマーとして一人前といえるようになるには、就職してからが大変というのは、同じプログラマー同士でも意見が一致します。

プログラマーを目指して勉強中の皆さんも、そういうものだと思って、お勉強はほどほどにして、何とか作品を作って就職し、実践の世界で修練された方がスクスク成長できるのではないかと思いますので、負けずにがんばってください!

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