インフラエンジニア

20代からインフラエンジニアになる方法!陥りやすい2つの注意点!

現代では、少子高齢化の影響を受けどの業界においても人材不足が問題となっております。これはインフラエンジニアにおいても例外ではありません。そのため、就職・転職の場においては売手市場が続いており、未経験者でも積極的に採用し、育てていこうという傾向があります。

20代の就職・転職事情は「新卒でこれから就活をする」「異業種から転職したい」「手に職を付けたい」など人によって状況は様々です。

しかしながら「インフラエンジニア」と聞くと、「難しそう」「特別なスキルがないとできない」といったイメージが先行している人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、20代の未経験者がインフラエンジニアになる方法、その際のポイントや注意点について分かり易く解説をしていきます。

インフラエンジニアをこれから目指す人や興味がある人はぜひ参考にしてみてください。

未経験からインフラエンジニアになるための3つのポイント

未経験からインフラエンジニアになる際のポイントは次の3つがあります。

  1. インフラの基本知識を身に付ける
  2. 資格を取得する
  3. 学べる環境がある企業に入る

上記の①と②に関しては、インフラエンジニアとして採用選考に応募する前に身に付けておくことで、優良企業への採用及び待遇が変わります。③に関しては、インフラエンジニアとして入社した後、スキルアップをしていくのに必要となります。

それぞれについての詳細は以降で確認をしていきましょう。

①インフラの基本知識を身に付ける

全くの未経験でも問題はありませんが、ある程度の知識があるか否かによって状況は大きく異なります。

インフラエンジニアの場合、ネットワークやサーバの構築や保守監視、運用などが中心業務です。

これらの基本的な知識を身に付けておくことで次のようなメリットがあります。

  • 面接時、口先だけにならずに済む
  • 入社後、スムーズに作業を行える

インフラエンジニアを目指す理由は様々ですが、文系の学生の就活や全くの異業種からの転職の際「インフラに興味があるから」と回答する人は非常に多いものです。

しかしながら、「インフラに興味があるとのことですが、現在何か学習していますか?」といった質問をされると、残念なことにしどろもどろになってしまう人は少なくありません。

付け焼刃で単語だけを覚えていても、インフラと言ってもその範囲は広いため「うちではIoTは扱っていない」「弊社は保守サービスが中心で構築はやっていない」と的外れになることも有り得ます。

また、基本知識を身に付けていると、業務の全体が把握できるので「この作業はどんな意味があるのか」を正しく理解して取り組むことができるため、非常に役立ちます。

IT業界では特有の言葉が頻繁に飛び交いますが、上司や先輩と話す際にも「会社特有の言葉なのか業界では当たり前の言葉なのか」をジャッジすることが可能になるのです。
特有の言葉であるならば教えてもらわなければ分かりませんが、業界で当たり前の言葉であれば「不勉強」と捉えられてしまいます。

「未経験だから分からなくて当然」というスタンスでは上手くいかないケースも多く、このようなトラブルの原因にもなるので事前に学習は必ず行うようにしましょう。

学習方法については、次に紹介する「資格を取得する」を参考にしてみてください。

②資格を取得する

未経験者の場合、基本知識を身に付けることが大切であることをお伝えしましたが、次の資格取得を目指すことで身に付けることができます。

  • 基本情報技術者試験
  • CCNA

まず基本情報技術者試験ですが、これはITの基本的な知識を網羅的に学ぶことができる国家資格です。
昨今ではどの業界においてもIT化が進んでいるため、インフラエンジニアに限らず取得しておいて損はない資格と言えるでしょう。

併せて取得しておきたいのがシスコが提供するCCNAというベンダー資格です。
こちらもインフラエンジニアにとってはお馴染みの資格であり、ネットワークやサーバなど基本的な知識を身に付けることができるので非常に役立ちます。試験も、全国にあるテストセンターにて日・祝以外毎日受験可能なので、就職・転職のタイミングに合わせて取得可能であることもメリットと言えるでしょう。

余裕がある人は上記の資格以外にもLPICを取得しておくと、Linuxの操作やサーバ構築にも役立てることができるのでオススメです。普段WindowsのようなGUIでの操作をしている人は、コマンド操作を行うCUIに慣れるための教材にもなりますよ。

これらの資格取得をしていれば当然履歴書に書くことができ、「未経験でも本気」であることをアピールする良い材料になること間違いなしです。

③学べる環境がある企業に入る

入社後研修を行っている企業は多いですがその質は様々です。CCNAが取得できるようみっちり講義を組んで学習させる企業もあれば、教材だけ渡して独学させる企業もあります。未経験者の場合、こうした研修制度の充実さも非常に重要なポイントとなりますので、採用選考を受ける企業の教育制度や研修制度については必ずチェックしておきましょう。

また、入社後研修に限らず定期的に社員向けの学習講座が開催されていたり、e-Learningが用意されていたりする企業もあります。なかには福利厚生でスクール費用や教材購入費を手当として支給してくれることもあるので、未経験からインフラエンジニアを目指す場合には、そういった企業へ積極的に応募するようにしましょう。

ネットビジョンアカデミー

  • 完全無料!!
  • 就職率98%
  • CCNA合格率95%以上
  • 講師が全員現役エンジニア
  • 優良企業への紹介多数

スクール名NetVisionAcademy (NVA)
コース名ネットワークエンジニア始めるならネットビジョンアカデミー(NVA)
料金無料
受講タイプ通学型
コース・場所ネットワークエンジニア始めるならネットビジョンアカデミー(NVA)
(160時間) 東京都中野
習得科目ネットワーク基礎やIT業界について学び、実際に現場で使われる機器をさわって実機演習を行います。

IT業界に興味はあるけど、知識がまったくないので、いまからのチャレンジは難しいと考えている方でも大丈夫。ネットビジョンアカデミーでは、徹底した就職支援サポートをもとに最短2ヶ月でIT業界でエンジニアとして就職できます。
20代の男女が中心で受講しています。

未経験者が陥りやすい!2つの注意点

売手市場である昨今において、20代の未経験者がインフラエンジニアとして就職することは難しいことではありません。しかしながら、未経験者には次のような注意点もあるのです。

  • 人材派遣系の企業には注意が必要
  • インフラエンジニアは「地味」であると認識する

ここではこれらについて解説を行っていきます。インフラエンジニアとして活躍するためには重要なことですので、必ず覚えておきましょう。

①人材派遣系の企業には注意する

人材派遣系、いわゆる客先常駐型の企業へ入社した際は注意が必要です。

  • 営業が案件を獲得してくる
  • 案件に入れそうな人材をクライアントへ紹介する
  • 人材が案件に参画することで利益が出る

人材派遣は上記のような仕組みで利益を出すため、未経験者は基本的に仕事を選ぶことができないことが多く、次のような案件を提示されることが多いです。

  • PCや社用スマホのキッティング業務
  • ヘルプデスク
  • システムの監視業務

既に自社のエンジニアが参画している案件があり、欠員や増員といった事情があればネットワークやサーバの運用・構築といったインフラエンジニアらしい業務に未経験者が参画することもあります。
しかしながら、こちらはタイミング次第ですのでどのような仕事を担当するかは運の要素がとても強いのです。

このようなリスクがありますが、未経験者を積極的に採用しているのは人材派遣系の企業でもあります。

よって、人材派遣系の企業に入った場合には次のことを意識するようにしましょう。

  • 派遣先で実務経験を積む
  • 独学や社内講習などでやりたいことを学ぶ

これらを積み重ねていくことで、キャリアアップや本当にやりたい案件に辿り着くことができるのです。
逆に、スキルや知識を身に付けなければ下流工程に停滞することになります。

人材派遣系では案件(難易度)ごとに月単価が決まっており、それが評価や給与に反映されることが多いため20代の頃は良くとも30~40代となった時に辛い思いをします。

入社したらかといってあぐらをかかず、必ず勉強を続けるようにしましょう

②インフラエンジニアは地味であることを認識しておく

IT業界に対して華やかなイメージを持っている人は多く、実際にITエンジニアにおいても「開発」や「WEB」は私服勤務OK、髪型自由、フレックス勤務OKなど自由度が高い企業も多いです。しかしながら、インフラエンジニアには、そうした華やかさやあることは非常に少なく、どちらかというと「地味」であると言えるでしょう。

その理由としては、その仕事の性質が関係しています。

インフラエンジニアの仕事は、ネットワークやサーバの構築をしたり、保守監視などが主な仕事になることが多いです。そのため、目に見える形で成果を出しにくく、地味で地道な作業を繰り返し行う日々が続きます。

また、勤務時間においても制限が付いて回ることが多いです。例えば、ストレージやスイッチを導入する場合、お客様先の環境が稼働していない夜間に作業をすることもあります。他にも、保守監視の仕事であれば、交代制で夜間勤務をすることもあるでしょう。こうした仕事に就いた場合、当然フレックス勤務やテレワークのような働き方はできず、土日に休めないことも多々あることを覚悟しておかなければなりません。

このようにお客様先で作業をすることが多いので、服装もスーツであることが多く、自由はないと認識をしておく必要があります。

こうした心構えを持っていないと、いざインフラエンジニアとして入社したとしても、そのギャップに挫け、早々に退職することになりかねないのです。

未経験でインフラエンジニアを目指す人は、インフラエンジニアは他のITエンジニアよりも「地味」であることを覚えておきましょう。

まとめ

  • 未経験者は基本知識や資格の取得をしておく
  • 学べる環境がある企業に応募する
  • 人材派遣系の企業には注意が必要
  • インフラエンジニアの仕事について正しく理解をする

未経験であっても、20代であればインフラエンジニアとして就職することは難しくありません。今回紹介をした「基本知識の習得」や「資格取得」をしておくことで、より良い条件で就くことができます。

また、これらを学ぶことでインフラエンジニアの仕事がどのようなことを行うのかイメージすることができるでしょう。一方で、これらを怠ると「誰でも入れる」ような企業にしか入ることができず、成果を残すこともままならないです。

昨今、転職の敷居が低くなっていますが、成果を残していなければ満足いく転職はできません。

後悔しないためにも事前準備をしっかりとおこなっていきましょう。

よく読まれている記事

1

Shellとは? Shellとは、人間の理解できる言葉を機会へ伝えるプログラムです。 Linux環境でコマンドプロンプト画面を開いているとき、常にShellは起動している状態です。 「Shell」とは ...

2

Linuxは主にサーバー用として利用されるOSです。大規模な基幹システムの開発者、ロボットや家電開発等の組み込み系エンジニア、ネットワーク機器やデータベースに携わるインフラエンジニアは触れることが多い ...

3

プログラミング言語を習得しようと思った時、必ずと言っていいほど候補として挙げられるのが「Java」というプログラミング言語です。 「Java」は、現在日本で最も使われている言語であり、非常に人気のある ...

4

この記事は、Linuxについて勉強している初心者の方向けに「Shellスクリプト」について解説します。最後まで読んで頂けましたら、Shellスクリプトはどのような役割を担っているのか?を理解出来るよう ...

-インフラエンジニア