
大学への進学や新卒という言葉が当たり前になり、高卒と聞くとまだまだどことなくネガティブなイメージがある、そんな現代です。
高卒では希望の職には就けないと諦めていませんか?
もちろん、職業によってはそれなりの学歴や国家資格などが求められます。
しかしプログラマーには資格はありませんし、私も高卒でプログラマーになりました。
高卒の場合プログラマー経験がないのは当然のことです。
高卒でもプログラマーになることは決して難しくありません。
今回は、高卒で未経験でもプログラマーになるための方法をみなさんにお教えします。
大卒でも20代でも応用できるので、よろしければ参考にしてみてくださいね。
年代別プログラマー
高卒でもプログラマーになれます!
いま、IT業界は空前の人手不足です。
現在の人材数は約 90 万人、不足数は約 17 万人と推計されました。
今後 2019 年をピークに人材供給は減少傾向となり、より一層不足数が拡大すると予想されます。
IT 人材需給に関する調査 | 経済産業省
この見通しは古いものではなく、最新の調査でも裏付けられています。
Linux Foundation Japan が2025年6月に発表した「Tech Talent Report Japan 2025」では、94%の組織がアップスキルを最優先にすると回答し、特にAI、クラウド、サイバーセキュリティ分野での人材不足が深刻化していると指摘されています。
こうしたデータからも明らかなように、今後発展し続けるIT業界においてプログラマーは全く足りていません。つまり、未経験者にとっても挑戦の余地は大きく、努力次第で企業から求められる人材になれる可能性があります。
戦場はグローバルスタンダードへ
2019年以降、本格的に「終身雇用」が廃止され「45歳でリストア」が当たり前になりました。
今後は、本人が望むも望むまいも関係なく、45歳でだれもがフリーランスとして生き抜くスキルが求められます。
また、不足するエンジニアを補うために「女性層」「シニア層」「外国人材層」 の流動性が向上していくでしょう 。
つまり、企業が求める人材は、日本人に限定されるものではなくなってくるのです。
「高卒」「大卒」を気にする前に、IT業界の土台がグローバルスタンダード化していることを気にするべきです!
減り続けていく賞味期限
10代、20代で企業へ就職して、技術を習得した30代で転職・フリーターの道を選ぶ。
確かに今後のキャリアを考えるうえで、上記は大道のプランだったと思います。
しかし、今後外国人雇用が定着していく日本国内において、あなたの代わりを外国人で補う時代がやってきます。
それまでに、スキルの習得は済ませておくべきでしょう。
「20代からプログラマーは無理!もう手遅れ」となる前に、行動してください!
高卒ならプログラマー未経験は当たり前
高卒であれば未経験なのはプログラマーに限らずほとんどの職で当たり前です。
未経験はハンディにはなりません。
しかし、最低限パソコンを触れて、プログラミング言語が少しは解る必要があります。
プログラミング言語は、最近は教える学校もあるそうですが、
実践で使えるレベルには教えてくれませんので、基本的に独学による勉強が必要です。
企業は、高卒でも甘く見てはくれません。
甘く見てもらえる可能性を信じて就職できたとしても、仕事が大変になるだけで、結局は残業に追われます。
予習の意味も込めて、独学で勉強することは必須と言えるでしょう。
高卒でも年齢が若ければそれほど高いハードルを求められないので、独学で一通りのプログラミングをマスターせずとも採用されます。
採用されるスキルのボーダーラインは後の「作品」の話で詳しくお話します。
普通の中学高校で習った知識で大丈夫?

中学や高校でパソコンを習ったと思います。
プログラミングすることをコーディングとも言いますが、決まっているプログラム処理をコードという命令文で記述する作業になります。
コーディングに必要なのはスピードです。
また、プログラミング言語は1文字でも間違うとうまく動きませんので、誤字脱字は許されませんし、文法の間違いもご法度です。
そういう意味では、正確に早くタイプでき、もしタイプミスをしてもすぐに気づくよう画面を見てタイプする「ブラインドタッチ」という技術は必要です。
これは、普通の学校では、なかなかそのレベルまで教えないと思いますし、教えればできるものでもありません。
「ブラインドタッチ」は仕事でやっていればできるようになりますので、今すぐできる必要はありませんが、
キーをみてポチポチ打つ程度では難しいので、「ブラインドタッチ」は練習しておきましょう。
在学中に取った資格は役に立つの?

高校でも、最近はパソコン関係の資格が多く取得できます。
プログラマーになりたい人には情報処理系の資格があると就職に有利でしょう。
これらの実績は、プログラミング言語にもよりますが役に立つと思います。
ただし、試験と仕事は違うため、こういった資格を重視する企業もあれば、実力・即戦力しか期待しない企業もあります。
プログラマーという職業は、基本的に技術者・作業者であるため、実力・即戦力を求める場合が多いです。
資格はプラスにはなりますが、決定打にはならないでしょう。
役に立つであろう資格
面接時にプラスになる役に立つであろう資格を紹介しましょう。
役にたつ資格
- 基本情報技術者試験(国家資格・ITエンジニアの登竜門)
- 応用情報技術者試験(設計・運用レベルの実力を証明)
- Javaプログラミング能力認定試験
- Pythonエンジニア認定試験(人気言語Pythonの理解度を評価)
- データベーススペシャリスト試験(DB知識を求められる職種に有効)
- VBAエキスパート(事務系からITへシフトしたい人に有効)
特に「基本情報技術者試験」は国家資格として位置づけられており、難易度も一定水準以上です。
合格すれば学歴よりも強いアピール材料になる場合が多く、「努力して学び切れる人材」であることの証明になります。
また、最近ではAI技術や機械学習の基礎的な理解を持っていると評価が高まる傾向にあります。Pythonやデータ分析関連の資格、AIリテラシーを示せる研修修了証なども加えると、時代に合ったスキルを持つ人材としてアピールできるでしょう。
おそらく中途半端な大学を卒業したというより、ポイントが高いです。
あまり役に立たない資格
列挙しても仕方ないのですが、やはり全く関係ない資格は評価されません。
間接的に関係ある資格も役に立ちます。
実用数学技能検定やワープロ検定(タイピング)も直接関係なくても、プログラミングをやるにあたり確実にプラスに作用します。
これらの資格は、ただ持っているというより、面接時に自らアピールすることが必要でしょう。
ただし、先にも行った通り、この資格があれば100%就職できるものでもないので、あったほうが有利ですが、持っていないからと行ってわざわざ取得する必要はありません。
専門の学科やコース出の方がやっぱり有利?

もちろん、そうでない学科やコースを出ているよりは有利でしょう。
プログラミングでは、PCを使います。
お使いのPCが少しばかり調子が悪かったり、設定を変更したりコマンド画面をいじったりなど、PC自体に慣れていなければそうそう教わるものではありません。
そういったPCへのリテラシーや慣れがあると思われているので、専門の学科やコース出の方が有利といえます。
学科やコースで教えることは、学校によってかなり幅がありますし、プログラミング言語により欲しい能力も違いますので、一概にはいえません。
学科やコースで何を習ったか、なりたいプログラマーに必要な要素と一致しているか、仕事にどのように活かせるかを整理してみましょう。
そして漠然と有利だから良いというわけではなく、なぜ有利かを理解して面接で説明できるようになっておきましょう。
ただし、全く関係ない学科やコースを出たとしても、引け目を感じる必要はありません。
私の経験と知っているかぎり、プログラマーのほとんどの人は学校でPCやプログラミングを習ってない人が活躍しています。
そういった人は、個人で独自にかなりの努力をしていますが、プログラマーは学歴より実力が評価される業界です。
つまり努力が報われやすいのがプログラマーの特徴と言えます!
プログラミングスクールを活用する!
プログラミングスクールを活用する利点は、なにもプログラミング技術の習得に限った話ではありません。
昨今のスクールは、提携企業からの協賛金を募ることで成り立っていることが多く、無料で受講可能なところが増えています。
通常のスクールに通うと20万円~50万円かかってしまう授業料が無料なのです!
さらに、卒業後は提携企業への優先で就職できるため、優良企業の内定獲得率『就職率は96.2%』 と言うところもあるほどです。
10代、20代の年代は、企業は実績よりも、その人間の将来性を期待しています。
技術の習得と優良企業への就職が同時にできてしまうので、まさに「一石二鳥」ですね。
20代〜30代前半におすすめのITスクール
未経験からプログラマーを目指す方に向けて、特に評判が高いITスクールを3つご紹介します。プログラマカレッジ
10代、20代の方でこれからプログラマーを目指すなら、無料で学ぶことができる「プログラマカレッジ」をおすすめします。受講料が0円で学べる仕組みや、就職支援の内容が充実しているため、最初の一歩として検討する価値があります。テックキャンプ
20代で未経験からエンジニアを目指すなら、短期間で実践スキルを身につけられる「テックキャンプ」も選択肢の一つです。転職成功率97%という実績があり、転職できなければ全額返金保証付き。通学とオンラインどちらにも対応しているので、ライフスタイルに合わせて柔軟に学習可能です。僕のAIアカデミー
「僕のAIアカデミー」は、AIをキャリアや副業に活かす実践型オンラインスクールです。 ただし、流行に任せて安易に選択すると「こんなはずじゃなかった」という後悔につながる危険もあります。その理由を以下で整理します。- トレンドに飛びついただけでは、基礎を飛ばして表面的な操作スキルで終わり、企業で通用しない
- 転職活動では「AIは触れるが設計や基盤はできない」と評価され、キャリアが行き詰まる
- 短期的な期待だけで選ぶと、結局はスキルも収益も身につかず「こんなはずじゃなかった」と後悔する
- 第一階層:ITリテラシー(PC操作・ネットワーク基礎)
- 第二階層:プログラム言語(JavaやPythonなど)
- 第三階層:設計スキル(要件定義・設計書作成・アーキテクチャ理解)
- 第四階層:AP基盤スキル(ミドルウェア・サーバー・クラウド)
- 第五階層:運用スキル(監視・セキュリティ・障害対応)
AIによる副業・起業力を高める実践型スクール【僕のAIアカデミー】
アルバイトや派遣でなく就職(正社員)がオススメ

「いきなり正社員で採用されることは現実的じゃないから、まずはアルバイトで経験を積んで…」
という考えの人が少なくありません。
実際、そういう方法はありだと思います。
未経験がプログラマーになるにあたっては、面接でどのようにすれば採用されるでしょうか。
高卒の未経験プログラマーが、どのように面接対策すれば良いかを考えてみました。
未経験プログラマーのアルバイトや派遣は、そもそも正社員に採用されることが前提の、事実上トライアル雇用や試用期間のような扱いである場合が多いです。
そうではないアルバイトや派遣というのは、むしろ即戦力が求められていて、企業的には一時的な人手不足の解消としての採用が多いです。
ですので、未経験者からすると、そういったアルバイトや派遣の方がなりにくいでしょう。
高卒で未経験の10代や20代前半であれば、アルバイトや派遣でも気長に面倒見てもらえたり、正社員に昇格したりとチャンスは巡ってくるかと思いますが、むしろその若さならはじめから正社員雇用を狙うべきです。
正社員を狙って、結果的にアルバイトとして採用になればそれはそれで良いですし、その方が後から「正社員にしてください」とも言いやすいです。
何より、正社員として腹をくくってプログラマーとして頑張りたいという決意が伝わり、より採用されやすくなるはずです。
面接で一番見せるべきは技術より「やる気」
高卒で未経験の10代や20代前半は、プログラマーになりたいといっても未経験が当たり前です。
また、高卒未経験で20代後半や30代であっても、プログラマーは学歴が関係する職業ではありません。
よく言えば中卒でも実力があれば評価され、悪く言えば実力がないと干されます(笑)。
しかし、未経験者がはじめから実力があるわけがないので、どうやってチャンスを掴み、そして活かすかといえば「やる気」を見せることです。
それは、プログラマーになるための面接はもちろん、受かってからの仕事でも「やる気」を見せましょう。
ちょっと細かい話をすると、体育会系的な「やる気」とは少し違います。
大きい声で「はい!」と言うと、煩がられたりしますし、先輩にいろいろ質問しすぎると「自分で調べろ」とか言われます。
私もよく言われました。
このへんは、プログラマー特有の文化かもしれません。
先輩は「自分で調べる力をつけろ」と言いたかったのだと今はわかりますが、当時は困惑しました。
つまり、黙々と自分で調べて頑張る姿勢を見せれば、確実にプログラミングの力がつきますし、チャンスは巡ってくるでしょう。
未経験でもプログラミングで作った作品が必要

プログラマーになるには、実力の証明として、これまで作成した実績や作品を求められることが多くあります。
「未経験なのに!」
と思うかもしれませんが、独学で学んだプログラミング言語とプログラム知識を使って、精一杯の作品を作って見せ、実力を評価してもらいましょう。
マイナスに考える必要はありません。
これが高卒でもプログラマーになれる所以でしょう!
どんな有名大学に出ても、プログラム作品が良いと評価されれば、学歴は関係なく評価してもらえるからです。
プログラム作品は、WEBサイトの場合は、システムを組み込んだ簡単なWEBアプリや、ゲーム、チャットなどで良いでしょうし、iOSやAndroidのアプリなら実際にリリースしたものが良いでしょう。
どういったものであれ、その作品をアピールする力も必要になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
プログラマーは実力社会ですので、学歴は関係なく誰にでも平等です。
高卒という最終学歴に後ろめたさを感じていつつもプログラマーを目指している方にも十分にチャンスがあるといえるでしょう!
ただし、実力社会ということは、前述も説明した通り、努力を怠るとすぐに若手に追い越される厳しい競争社会です。
楽な社会ではありませんし、実力差が如実に現れますので、プログラマーに就職できてからも頑張りましょう!
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