フリーランスの確定申告

確定申告が一気にラクになる!フリーランスにおすすめの会計ツール

フリーランスの確定申告では、迷わず青色申告を選びたいところですが、そのためには、決算書や帳簿の整備などめんどくさい作業に対応する必要があります。

簿記や会計の知識が少なくても、簡単に必要書類を準備する方法はないのでしょうか。このような悩みをお持ちの方は、「便利な会計ツール」を活用してみてはいかがでしょうか。

記事では、青色申告に必要な書類を簡単に揃えることができる、便利でおすすめの会計ツールを紹介いたします。

会計ツールの機能

簡易簿記による記帳ならまだしも、複式簿記による記帳や決算書の作成となると、会計知識の少ない方や初めて確定申告する方にとっては、なかなかハードルが高いものです。

また、例え知識があったとしても、一年分の取引を、レシートや請求書から手作業で記録し、決算書まで作成するとなると、確定申告前には本業そっちのけで作業しなければならない状態になりかねない。

この問題を解決するおすすめの方法が、会計ツールを活用することです。現在、世の中にはたくさんの便利な会計ツールが存在します。では、会計ツールにはどのような機能が備わっているのでしょうか。

会計ツールには様々な機能が備わっていますが、特に個人事業主の方にメリットのある機能は以下の5つです。

1. 帳簿入力機能

現金出納帳・売掛帳・買掛帳などの備えておくべき帳簿の入力が、会計知識の少ない方でもビジュアル的にわかりやすく行なうことができるようになっています。

商品化された会計ツールでの帳簿入力は、Excelなどで個人管理するよりも、高い正確性と信頼性を保つことができます。

2. 伝票入力機能

出金したり入金したりする際には、伝票に記録を残す必要がありますが、会計ツールを活用すれば、作業の大幅な効率化とペーパーレス化、さらにデータ上での一元管理が可能となります。

3. 自動仕分機能

取引内容に応じて行なう仕訳作業は、費目の選択が難しく作業量も多いため煩雑になりがちです。

会計ツールは、選択すべき費目のヒントを与えてくれたり、銀行やクレジットカードなどと連携して自動的に取り込んだデータの仕訳まで行なってくれる優れモノです。

4. 決算書作成機能

帳簿入力、伝票起票、仕分入力をしっかりと行なっておくと、決算書を自動的に作り上げてくれる機能が備わっています。

日々の記録さえ欠かさずとっておけば、確定申告前に集計や転記作業で決算書の作成に時間を割かれることもなくなります。

5. 税務申告機能

決算書の作成まで完了すると、会計ツールからそのまま確定申告書の作成まで可能です。日々の取引の記録から税申告まで、会計ツールさえあれば全てを一貫して完了させることができます。

このように、会計ツールには確定申告に向けて便利な機能がたくさんついています。会計ツールを活用しない理由は何一つありませんので、すぐに導入しましょう。

おすすめの会計ツール3選

では、数ある会計ツールの中で、どんなツールを使えばいいのでしょうか。ここからは、個人事業主におすすめできる会計ツール3選を紹介いたします。

1. やよいの青色申告オンライン・白色申告オンライン

おすすめの会計ツールの一つ目は、『 やよいの青色申告オンライン 』です。

日々の記帳から確定申告/法人決算までおまかせ!簿記・会計の知識がなくても、 シンプルなデザインと 一目でわかるカンタンな機能で、はじめての方でも迷いません。

ホーム画面会計ソフト界の王道とも言われる「弥生シリーズ」のオンラインソフトです。

PCに直接ソフトを導入する「インストール型」ではなく、利用端末を問わない「クラウド型」の会計ソフトで、各種入力画面が非常にわかりやすい作りとなっているなど、初心者ユーザーに優しい点が特徴です。

プラン名 料金 機能
1. セルフプラン 8,000円/年(初年度は半額) 「会計ツールの機能」に記載の5つの機能
2. ベーシックプラン 12,000円/年(初年度は半額) セルフプラン+電話・メール・チャットによる操作サポートなど
3. トータルプラン 20,000円/年(初年度は半額) ベーシックプラン+経理処理・確定申告・税制改正対応などの業務相談

最低料金プランのセルフプランでも、会計ツールの5つの基本機能はばっちり備わっています。操作や業務に不安のある方は、ベーシックプランやトータルプランを選択してみてはいかがでしょうか。

2. MoneyFowardクラウド確定申告

おすすめの会計ツールの二つ目は、『 マネーフォワードクラウド確定申告 』です。

家計簿アプリでも有名なMoneyFowardが提供する「クラウド型」の会計ソフトで、2,600以上の銀行やクレジットカードと連携することができるところが特徴です。

連携した各金融機関から、利用明細データを自動で所得し仕訳まで起こしてくれる、作業いらずのツールです。利用プランは、以下の4つです。

プラン名 料金 機能
1. フリープラン 無料 「会計ツールの機能」に記載の5つの機能(ただし、仕訳登録数は50件まで)
2. パーソナルライトプラン 11,760円/年 または 1,280円/月 「会計ツールの機能」に記載の5つの機能 + 請求書作成(上限あり)、給与計算 など
3. パーソナルプラン 23,760円/年 または 2,480円/月 「会計ツールの機能」に記載の5つの機能 + 請求書作成(上限なし)、給与計算 など
4. パーソナルプラスプラン 35,760円/年 パーソナルプラン + 確定申告作業の電話サポート

利用料がかからないフリープランもありますが、年間で登録できる仕訳の数が50件までという制約付きなので、基本的にはパーソナルライトプラン以上がおすすめです。

請求書の発送先が限られている方はパーソナルライトプラン、請求先が多岐にわたる方はパーソナルプラン、確定申告に不安がある方はパーソナルプランプランといった具合に選択するのが良いかと思います。

3. freee

おすすめの会計ツールの三つ目は、『 会計ソフトfreee(フリー) 』です。

スマートフォン画面 ログイン画面(左) トップ画面(右)

freeeも、やよいやMoneyFoward同様、クラウド型の会計ソフトです。

スマホからでも簡単に利用できる操作性が特徴のfreeeは、個人事業者の間でも知名度の高い人気の会計ツールのひとつです。

【会計・簿記の知識不要 初心者OK】

  • 銀行・クレジットカードと連携して自動処理
  • ステップに沿って質問に答えるだけで確定申告書類を作成

パソコン画面からの売り上げレポート表示利用プランは、以下の3つを用意しています。

プラン名 料金 機能
1. スタータープラン 980円/月 帳簿入力・伝票入力・決算書作成・税務申告(消費税申告除く)
2. スタンダードプラン 1,980円/年 「会計ツールの機能」に記載の5つの機能
3. プレミアムプラン 39,800円/年 スタンダードプラン + 電話サポート + 税務調査サポート

安価で必要最低限の機能を備えているプランは、スタンダードプランです。スタータープランは、最も安いという利点はある反面、自動仕分機能に制限がある事や、消費税の申告機能が付いていないなどのデメリットもあります。

ソフトの操作や確定申告、税務調査に関するサポートを受けたい方には、プレミアムプランという選択肢もおすすめです。

よく読まれている記事

1

Shellとは? Shellとは、人間の理解できる言葉を機会へ伝えるプログラムです。 Linux環境でコマンドプロンプト画面を開いているとき、常にShellは起動している状態です。 「Shell」とは ...

2

Linuxは主にサーバー用として利用されるOSです。大規模な基幹システムの開発者、ロボットや家電開発等の組み込み系エンジニア、ネットワーク機器やデータベースに携わるインフラエンジニアは触れることが多い ...

3

プログラミング言語を習得しようと思った時、必ずと言っていいほど候補として挙げられるのが「Java」というプログラミング言語です。 「Java」は、現在日本で最も使われている言語であり、非常に人気のある ...

4

この記事は、Linuxについて勉強している初心者の方向けに「Shellスクリプト」について解説します。最後まで読んで頂けましたら、Shellスクリプトはどのような役割を担っているのか?を理解出来るよう ...

-フリーランスの確定申告