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【ITエンジニア】残酷なリモートワークの現実

2021年3月3日

最近はコロナ禍の影響もあり、IT業界の分野にもリモートワークの波が大分浸透してきたのではないでしょうか。かく言う私もその一人です。

もともとITエンジニアの業務内容は、非常にリモートワークと相性の良いモノですが「The 日本企業」の古い体質が今までそれを阻害してきたのも事実です。コロナ禍と言う21世紀の黒船が来襲してきたことによって、遂に「The 日本企業」もその重い腰を上げざる負えなくなったのでしょう。その結果、IT業界でも急速にリモートワークの波が一斉に広がるまでに至りました。

リモートワークの落とし穴

昨年までは、私も自身が抱える作業をリモートワークで行ってきました。が、このリモートワークが原因で様々な問題が浮き彫りになってきたのも事実です。

これまでは「要件定義」~「運用保守」に至るまでの一連の業務を依頼されることがほとんどだったのですが、最近では外注可能な業務「プログラミング」や「サーバ構築(仮想)」などは、積極的にアウトソーシング化が進んでいます。

このリモートワークは実に多くのメリットをもたらします。

雇用者(従業員、社員)

  • ライフ・ワーク・バランスの向上
  • 通勤時間の削減
  • モチベーションの向上
  • 育児・介護の両立

メリットは何も雇用者(従業員、社員)側だけにあるものではありません。むしろ雇用主である企業側にとっても大きいのではないでしょうか?

雇用主

  • 生産性の向上
  • 離職防止と人材確保
  • コスト削減
  • 起業ブランドのイメージ向上

上げればまだまだありそうですが、一般的なリモートワークのメリットは概ねこんなところでしょう。ですがデメリットも往々にして顕在化してきたことも忘れてはなりません。

業務追行能力の二極化が進む

良いこと尽くしの「リモートワーク」ですが、その実情は「非情」と言っても過言ではない程の闇を抱えていることが分かってきました。一言で言うならば「とてもドライ」な環境になると言う事です。リモートワークのメリットの多くは、常に「プロフェッショナルにとっては、○○なメリットがある」と言い直す必要がありそうです。

「リモートワーク」が浸透すると、それまでのプロセスよりも「結果で評価」されるようになり、個々人の能力差が明確に表れます。つまり「結果の出せる人」と「結果の出せない人」の二極化が進みます。

雇用主である企業側が求めているのは、当然「結果の出せる人」との雇用関係であり、「結果の出せない人」は求めていないのです。

実に当たり前の話ですが、リモートワーク以前の日本企業では「コネ」「人柄」「従順」などが主な評価対象として作用してきました。それがここ数年で大きく変化することになり、特に経験の浅い「新人エンジニア」へ直撃することとなってしまいました。

技術を学ぶ環境がない

これまで「新人ITエンジニア」や、これから「ITエンジニア目指す方にとって、技術習得への一番の近道は「IT企業」へ就職し、実際の現場で先輩エンジニアの作業に触れ、直に技術を習得(盗む)する事でした。

残念なことにリモートワークで同様の環境を期待することは出来ません。企業側に「赤の他人の成長まで面倒を見てくれる意思」がない以上「即戦」以外必要とされないのです。

これは「新人エンジニア」に限った話ではなく、雇用側である企業の「管理者」にも多くの問題を抱えています。長年「年功序列」の世界で育ってきた彼(管理者)らは、現場の空気から相手の心情を素早く読み取り、適切な指示を出す方法を全く理解していません。

彼ら「次世代の管理者予備軍」は「結果の出せる人」「結果の出せない人」を評価基準として、まるでプログラムされたサイボーグの如く後者を平然と切り捨てます。会話の内容には人としての「喜怒哀楽(魂)」が見受けられません。

その冷酷さ・異様さに「siriとsiriを会話させるとこんな感じになりそう・・」と思ってしまうほどです。

企業へ就職して「給料を貰いながら技術を習得する」といったエンジニア教育の方程式は、もはや昔の話になってしまったのです。

レスポンス(応答)スキル

基本的にリモートワークでは、同一環境内に管理者は存在しません。仕事をさぼってゲームをしていようが、寝ていようが監視するものは何もないのです。雇用主側に余程信頼されるまで、基本は常に「サボリ」を疑われている状態がデフォルトとなります。

不意の要件で雇用主側からの問い合わせに対し「2時間、3時間も返事が来ない」となると、間違いなく「サボリ」疑惑を疑われます。「子供の病気が・・」「親の介護が・・」等、どんなに言い繕っても、この疑いを晴らすことは出来ません。

そこで新たにりもーくワークならではの「レスポンス(応答)スキル」が必須スキルとして台頭して来るようになりました。

仕事には常に緊急事態が発生することを前提とし、相手からの問い合わせに対して如何に素早く応答できるかが評価基準に加わります。ここでの応答とは、調査等の結果報告までの速度を指すわけではなく、問い合わせに対しての即時レスポンスと言う意味です。

基本は、下記を参考に「問い合わせられる前に先に報告する!」ことです。

レスポンス(応答)スキル

  • 問い合わせに対する即時応答(即時)
  • 問い合わせに対する中間報告(半日措き)
  • 問い合わせに対する結果報告(最終報告)

まとめ

一人で業務を熟せるような一人前のエンジニアにとって、リモートワークは正に理想の環境であると言える半面、新人エンジニアにとっては非常につらい思いをする環境だと思ってください。今までのような先輩エンジニアと同じ環境(事務所)内で実際に作業を観て覚えることはリモートワークでは出来ません。

また、逆に雇用主側の管理者にとっても「本当に任せて大丈夫なのか?」と不安にさせることが多く、お互いに疲弊しきってしまう現象も起き始めています。これまで存在しなかった新しいタイプのデススパイラルがあちこちで見られるようになりました。

新人エンジニアの間は、一通りのスキルを身に付けるまでは、リモートワーク環境での業務に従事することはお勧めしません。
一通りのスキルを身に付けると言っても、IT業界の場合10年は掛かると思ってください。下流工程から上流工程へ進み運用まで覚えるには10年では足りないかもしれません。

レスポンス(応答)スキルは、今後当然のスキルになって行くと思います。スキル以前に常識として捉えられていくでしょう。ポイントは、とにかく速く、訊かれる前にこちらから自分の今の状況を知らせておくなど、「常に先回りして相手を慮る」ことを心掛けるべきです。

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