STEP 5: IT業界の知識

【IT入門】エンジニアを目指す前に知っておきたい疑問と不安を解消

「PC初心者だけど、エンジニアになれる?」「ITエンジニアって本当に稼げるの?」

最近、働き方に不安を感じ、手に職をつけたいと考える人が増えています。そんな中で、ITエンジニアという仕事が注目され、「未経験からでも高収入を目指せる!」という話を耳にしたことがあるかもしれません。

しかし、実際のところはどうなのか?

「自由に働ける?」「独立しやすい?」「初心者でも本当にできる?」

こうした疑問に答えるべく、PC未経験の「ルーキー」と、現役エンジニアの「ビープロ」が対話形式で解説します。

エンジニアの理想と現実をリアルに暴露しつつ、成功するための戦略を伝授します。

それでは、いってみましょう!

もくじ
  1. 🟢 STEP 1: ITの基礎を知る(ITとは何か?)
  2. 🟡 STEP 2: PCの基本を知る(パソコンを扱えるようにする)
  3. 🔵 STEP 3: プログラミングの概念を理解する
  4. 🟣 STEP 4: IT技術の応用を学ぶ
  5. 🔴 STEP 5: IT業界とキャリアを考える
  6. まとめ

🟢 STEP 1: ITの基礎を知る(ITとは何か?)

ITとは何かを理解することが、エンジニアの第一歩です。インターネットやクラウド、ネットワークの基本を知ることで、すべての技術の土台が見えてきます。

ITとは?仕組みや活用方法をわかりやすく解説

ITとは「情報技術(Information Technology)」の略であり、データを処理・共有し、業務や生活を効率化するための仕組み全体を指す。具体的には、ハードウェアやソフトウェア、ネットワーク、データベースなどの技術が組み合わさり、社会やビジネスの基盤を支えている。この記事では、ITの基本構造を「入力・処理・出力」という流れで整理し、インターネットやクラウド、AIなど現代の応用例を交えながら、初心者でも理解できるように解説している。また、ITを活用する上で必要な考え方として、「仕組みを理解して目的に応じて選ぶ力」の重要性を説いている。

ITってそもそも何のこと?
ITは「Information Technology(情報技術)」の略だよ。パソコンやスマホ、クラウドなど、情報を扱うすべての技術のことを指す。つまり、ITを理解するというのは「今の社会の仕組み」を理解することでもあるんだ。
例えば、SNSやネットショッピング、AIもすべてIT技術で動いている。エンジニアを目指すなら、まず“ITとは何か”を理解するのが第一歩だね。

インターネットとは?仕組み・使い方をわかりやすく解説

インターネットって、どうやって世界中がつながってるの?
インターネットは、世界中のコンピューター同士がデータを送受信できるネットワークだよ。サーバーとクライアントが通信することで、Webサイトや動画、メールが動いているんだ。
簡単に言うと、世界中の情報が道でつながっているようなもの。その道を通って、データがあなたのPCやスマホに届いているんだ。

オペレーティングシステム(OS)とは?役割や種類を解説

OSって聞いたことあるけど、何をしてるの?
OSは「パソコンを動かすための土台」だよ。アプリやプログラムが動くのも、すべてOSが裏で管理してくれているから。
代表的なのはWindows、macOS、Linux。この3つを理解すれば、ほとんどのシステムを扱えるようになる。

クラウドサービスとは?初心者にわかりやすい仕組みと使い方

クラウドってよく聞くけど、結局何が便利なの?
クラウドは「インターネット上にあるパソコンを借りて使う仕組み」だよ。自分のパソコンじゃなくても、ネット経由でデータやアプリにアクセスできる。
たとえばGoogle DriveやDropbox、AWSなんかがクラウドサービス。エンジニアの世界では、開発や運用の多くがクラウド上で行われるのが当たり前になっている。

ネットワークとは?LAN・WAN・Wi-Fiの違いを解説

LANとかWANとか聞くけど、どう違うの?
LANは「家や会社などの中でつながるネットワーク」、WANは「それを広くつなげたネットワーク」だよ。Wi-FiはそのLANの中で無線通信をする仕組み。
つまりLANは“部屋の中の通信”、WANは“世界をつなぐ通信”。ITエンジニアとして基礎を理解する上で、この違いを知っておくのは必須だね。

🟡 STEP 2: PCの基本を知る(パソコンを扱えるようにする)

パソコン操作を理解することは、ITを学ぶうえで欠かせません。Windows・Mac・Linuxの違いやショートカット操作を身につけ、学習環境を整えましょう。

パソコンの基本をゼロから解説!できること・使い方も紹介

パソコンって、結局なにができるの?
パソコンは「情報を処理するための道具」だよ。文章作成、画像編集、ネット検索、プログラミング──全部パソコンが基盤になっている。
ITエンジニアを目指すなら、“パソコンを自由に使えること”が出発点。電源の入れ方やファイルの扱い方から、基礎を確実に身につけていこう。

PCの選び方!Windows・Mac・Linuxを比較解説

パソコンを買うとき、Windows・Mac・Linuxのどれがいいの?
目的によるね。ビジネスや学習ならWindows、デザインや映像編集ならMac、サーバーや開発環境を触りたいならLinuxが向いている。
将来的にエンジニアを目指すなら、「Linuxを扱える環境」を持っておくと強い。クラウドやサーバー系の仕事では必須スキルだよ。

Windowsの基本操作|初心者向けにわかりやすく解説!

Windowsって難しそうだけど、どんなことを覚えればいい?
最初は「ファイル管理」と「ショートカットキー」だけで十分だよ。マウスを使わずに操作できるようになると作業効率が一気に上がる。
特にエンジニアはコマンドやエディタを多用するから、基本操作を体で覚えておくことが重要なんだ。

Windows版ショートカット早見表

ショートカットって本当に使う意味あるの?
めちゃくちゃある。Ctrl+C(コピー)、Ctrl+V(貼り付け)だけでも生産性が倍になる。
開発や資料作成を効率化するうえで、ショートカットを使いこなすのは基本スキル。1日1個ずつ覚えるだけでも大きな差になるよ。

Macの基本操作|Windowsとの違い&初心者向け使い方ガイド

MacとWindowsって、そんなに違うの?
考え方がちょっと違うんだ。Macはデザイン性や直感的操作に優れていて、開発環境としても人気が高い。
ただし、Macは設定やファイル構造が独特だから、最初は少し戸惑うかもしれない。慣れると、開発や映像編集では圧倒的に使いやすいよ。

Mac版ショートカット早見表

Macでもショートカットって使うの?
もちろん。Command+C や Command+V はWindowsのCtrlキーと同じ役割だよ。
MacではCommand・Option・Controlを組み合わせるショートカットが多く、エディタ操作にも直結する。エンジニアなら絶対に覚えておこう。

キーボード&マウスの基礎知識+意外と知らないキーの豆知識!

キーってたくさんあるけど、全部使うの?
全部じゃないけど、「Home」「End」「Tab」「Ctrl」「Alt」あたりはよく使う。
特にエンジニアはマウスよりキーボード中心で操作することが多い。だから、キーの位置と意味を理解しておくと後が楽になる。

エンジニアに必要なPCスキルとは?

エンジニアになるには、どんなPCスキルが必要なの?
最低限、ファイル操作・エディタ操作・ターミナル操作はマスターしよう。
特にLinuxの基本コマンド(cd, ls, viなど)は、エンジニアの共通言語みたいなもの。最初は難しく感じても、慣れれば確実に役立つよ。

🔵 STEP 3: プログラミングの概念を理解する

プログラミングは「仕組みを作る力」です。言語の違いやアルゴリズムの考え方を学び、コンピューターに命令を伝える基礎を身につけましょう。

プログラムって何?初心者向けにわかりやすく解説!

プログラムって結局なにをしてるの?
プログラムは「コンピューターへの命令書」だよ。人間が手で作業する代わりに、コンピューターが手順どおりに処理してくれる。
例えば「ボタンを押したらメールを送る」とか「数字を足して表示する」といった指示を、プログラムが自動で実行しているんだ。

プログラムとスクリプトの違いとは?

プログラムとスクリプトって同じ意味じゃないの?
似てるけど、少し違う。プログラムは「システム全体を動かす大きな仕組み」、スクリプトは「一部の処理を自動化する小さな命令」と考えるとわかりやすい。
たとえば、ブラウザを自動で開いたり、ファイル名を一括で変更したり──それがスクリプト。シンプルな処理を素早く実行できる便利な仕組みなんだ。

インタプリタとコンパイラの違いは?網羅的に解説

「インタプリタ」と「コンパイラ」って何が違うの?
簡単に言うと、プログラムを「読むタイミング」が違うんだ。インタプリタは1行ずつ実行し、コンパイラは全部まとめて翻訳してから動かす。
Pythonはインタプリタ型、CやJavaはコンパイラ型。学習するときは「どうやって動作しているか」を意識しておくと理解が深まるよ。

シェルとシェルスクリプトの違いとは?シェルの種類について

シェルってよく聞くけど、何をするもの?
シェルは「人間とOSの通訳」だよ。あなたが打ち込むコマンドを、OSが理解できる形に変えてくれる。
シェルスクリプトは、その通訳機能を使って命令をまとめた自動化の仕組み。LinuxやMacでエンジニアが毎日使う必須ツールなんだ。

アルゴリズムって何?基本の理解と活用方法

アルゴリズムって言葉、よく聞くけど意味がわからない!
アルゴリズムは「問題を解決するための手順書」だよ。料理のレシピみたいに、やる順番と方法を決めておくこと。
プログラミングでは、最短経路を探すとか、データを並び替えるとか、効率的に処理を行うための考え方として使われているんだ。

プログラミング言語とは?どんな種類がある?

プログラミング言語って何種類くらいあるの?
世界には200種類以上の言語があるけど、実際に使われているのは10〜20種類くらい。Python、JavaScript、C、Javaが代表的だね。
言語ごとに得意分野が違うから、目的に合わせて選ぶのがコツ。Web開発、AI、業務システム──それぞれ最適な言語があるんだ。

初心者におすすめのプログラミング言語5選

初心者におすすめの言語ってどれ?
まずはPythonかJavaScriptが断然おすすめ。PythonはシンプルでAIやデータ分析にも強く、JavaScriptはWeb開発に必須だから。
学びやすくて実践的な言語を選ぶことが、挫折しないコツだよ。最初の一歩をどの言語で踏み出すかで、その後の道が大きく変わるんだ。

🟣 STEP 4: IT技術の応用を学ぶ

データベースやセキュリティ、システム開発など、IT技術の応用を学ぶことで、実践的なスキルが身につきます。ここからがエンジニアとしての土台づくりの本番です。

データベースとは?初心者でもわかる基本ガイド!

データベースって、どういう仕組みなの?
データベースは「情報を整理して保管・検索できる仕組み」だよ。Excelの表をもっと高機能にしたようなものだと思えばいい。
たとえば、ECサイトで「購入履歴」や「ユーザー情報」が一瞬で呼び出せるのは、データベースが裏で動いているからなんだ。

セキュリティとは?仕組みと対策を解説!

セキュリティって何を守るの?
セキュリティは「データやシステムを悪意ある攻撃から守る仕組み」だよ。パスワードや暗号化、ファイアウォールなどが代表例だね。
特に今は個人情報の漏えいやサイバー攻撃が日常的に起こる時代。ITエンジニアは「守る技術」も必ず身につける必要があるんだ。

クライアントサイドとサーバーサイドの違いとは?

クライアントサイドとサーバーサイドって何が違うの?
クライアントサイドは「ユーザーの操作部分」、サーバーサイドは「裏で処理する部分」だよ。
たとえば、ログインフォームに入力するのがクライアント側、その入力をチェックして結果を返すのがサーバー側。どちらもセットで成り立っているんだ。

システム開発の流れを初心者向けに解説!

システム開発って、どんな手順で作られてるの?
基本は「要件定義 → 設計 → 開発 → テスト → リリース」だよ。
つまり、いきなりプログラムを書くわけじゃなく、最初に“何を作るか”を決めてから組み立てていく。大規模になるほど設計の重要性が増すんだ。

アジャイル開発に設計は不要?誤解されがちな設計の基本と進め方

アジャイル開発って「設計なしで進める」って本当?
それは誤解だね。アジャイルでも“最小限の設計”は必要なんだ。
アジャイルは「作りながら改善する」開発手法。でも、設計がなければ修正のたびに崩壊してしまう。現場では、柔軟に変えられる前提で設計を行うんだ。

スクラム開発の設計とは?スプリントごとの進め方と成功のコツ

スクラム開発って、どんな風に進めるの?
スクラムは「短い期間(スプリント)」で開発と見直しを繰り返す手法だよ。
1〜2週間単位で小さく作って、小さく改善する。大手企業の現場では形だけのスクラムも多いけど、真の目的は“チーム全員で開発を育てる”ことなんだ。

フロントエンドとバックエンドの違いとは?将来性は?

フロントエンドとバックエンドって、どっちが人気あるの?
どっちも重要だけど、最近はフロントエンドの進化がすごい。ReactやVue.jsで動的なサイトが当たり前になってる。
一方で、バックエンドは安定した需要がある。企業システムやAPI開発には欠かせないからね。方向性は違っても、どちらも強力なキャリアになるよ。

設計手法とは?システム開発における役割と基本を知ろう

設計手法って、具体的にどんなものがあるの?
代表的なのは「ウォーターフォール型」と「アジャイル型」。前者は順番通りに作り、後者は短期間で改善を繰り返す手法だね。
システム開発では、案件の規模やチーム体制によって最適な設計手法を選ぶことが大切。型にこだわらず、柔軟に使い分けるのがプロの判断だよ。

🔴 STEP 5: IT業界とキャリアを考える

IT業界の構造や職種を理解することで、自分に合った働き方が見えてきます。エンジニアとしてどんなキャリアを築くのか、現実的な道筋を整理しましょう。

IT業界の構造図を理解する|開発から運用までの流れ

IT業界って、どんな仕組みで成り立ってるの?
IT業界は「開発」「運用」「保守」「企画」など、いくつもの工程で構成されているんだ。
システムを作る人(アプリエンジニア)、支える人(インフラエンジニア)、品質を守る人(テスター)などが連携して動くことで、私たちが使うアプリやサービスが成立している。

インフラエンジニアとアプリエンジニアの違い

インフラエンジニアとアプリエンジニアって、何が違うの?
インフラエンジニアは「動くための土台(サーバー・ネットワーク)」を整える人。
アプリエンジニアは「実際に動く機能(プログラム)」を作る人だよ。LinuxやAWSを扱う人がいれば、JavaやPythonでアプリを開発する人もいる。

便利で役立つ!知っておくべきIT専門用語辞典

ITの専門用語が多すぎて混乱するんだけど、どう整理すればいい?
まず、“どの工程で使われる言葉か”を意識してみよう。
たとえば、APIはアプリ開発の文脈、ミドルウェアはインフラ構成の中で登場する。バラバラに覚えるより「全体の流れの中の位置」で整理すると一気に理解できるよ。

未経験からエンジニアになるためのロードマップ!

未経験からエンジニアになるには、どんな順番で学べばいいの?
一般的には「ITの基礎 → PC操作 → プログラミング → 応用技術 → 転職・実務」という流れで進めるのが効率的だよ。
一つひとつ段階を踏みながら、自分の手で“動かせる環境”を構築することが大切。ノートPCでもVPSでも構わないから、実際に動作する環境を持つことで理解が格段に深まるんだ。

まとめ

エンジニアを目指すうえで大切なのは、最初の一歩を踏み出すことです。不安や疑問は誰もが通る道ですが、正しい順序で学び、実際に手を動かすことで必ず形になります。まずは小さな成功体験を積み重ね、自分だけの学習環境から始めましょう。

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