フリーランスの確定申告

確定申告とか、マジでめんどくさすぎる|それでもやるしかない人の逃げ道

確定申告。 やる意味はわかる。必要なのもわかってる。だけど──めんどくさすぎる。

帳簿、経費、e-Tax、控除、用語、書類……。やること全部が地雷みたいで、「もう無理」「あとでいいや」と先延ばししてる人、多いと思う。

でも現実は残酷だ。やらなきゃ罰金、忘れたらアウト、それでも毎年やってくる。

この記事は、そんな「やるしかないけど本音は逃げたい」人に向けて、最もラクで、最もミスが少なく、最も時間を取られない方法をぶっちゃける。 面倒なことから目を逸らすんじゃなく、「さっさと終わらせて、稼ぐほうに時間を使う」ための記事です。 

確定申告がめんどくさすぎる理由は「全部自力」が前提だから

確定申告が「めんどくさい」と言われる最大の理由は、すべてを自分でやる前提になっているからです。税務知識ゼロの状態で、制度を理解し、帳簿をつけ、提出書類を整える。その負荷は想像以上に大きいものです。

わからない言葉ばかりで毎年リセットされる

控除、勘定科目、損益計算書、青色申告特別控除……。一度調べても次の年にはすっかり忘れていて、毎年また最初から検索し直すことになる。確定申告は「一度覚えたら終わり」ではなく、「毎年やってくる定期テスト」のような存在です。

書類の量とチェック項目が異常に多い

帳簿、収支内訳書、青色申告決算書、確定申告書B、控除証明書……。ひとつのミスが全体に響く書類ばかり。さらにe-Taxで提出する場合、マイナンバーカードや各種設定も必要で、準備段階だけで1日潰れることもあります。

“やった感”がゼロの作業に時間を吸われる

数時間かけて帳簿を整理し、ミスがないように神経をすり減らして提出したとしても、得られるのは「義務を果たした」というだけの感覚。確定申告は、売上にも利益にも直結しない“作業”であるため、終えても達成感がほとんどないのです。

自分の時間単価で考えると、確定申告はわりに合わない

確定申告を「やれば終わること」だと思っている人は多いですが、本当に考えるべきはその作業が“自分の時間単価に見合っているか”です。時間は資産です。自分でやることで本当に得をしているのか、冷静に見直してみましょう。

1日潰して1万円節税?それって本当に得?

仮に帳簿整理や申告作業で1日8時間かかって、節税額が1万円だったとします。これって時給換算で1,250円。しかも、その日は何の生産活動もできていない。ビジネスとして考えるなら、完全に“赤字の作業”です。

単価3,000円以上なら即アウトソーシングが合理的

自分の時間単価が3,000円を超えるなら、確定申告に丸一日使うことはもはや非効率どころか損失です。たった数万円の外注費で“3日分の時間”を確保できるなら、その方が事業成長に繋がります。

ストレス・リスク・やり直しコストを含めて考えよう

初めて確定申告をやる人にとっては、何度も書類を見直し、e-Taxに苦戦し、最終的に間違えて提出してしまうリスクもあります。時間だけでなく、精神的な負担やミスによるトラブルまで含めると、「自分でやること」のコストは想像以上に高いのです。

自分の時間単価で考えると、確定申告はわりに合わない

「申告は自分でやるもの」という固定観念が、すでに時代遅れです。本気で稼ぐ人ほど、自分の時間を使ってまで税務処理はしません。なぜなら、その時間で稼げる金額のほうが圧倒的に大きいからです。

税務処理は「プロに丸投げ」が一番安い

法人設立も、昔と違って1円から可能な時代。役員4人も必要なく、実質ひとり法人でも問題なし。こうした環境が整ったことで、個人・副業レベルでも法人化して外注するハードルが劇的に下がっています。確定申告を外注することは「贅沢」ではなく、「合理的な投資」です。

成功者が税理士に払っている金額とその価値

年間で30万円前後払って、決算から申告まで一括で任せている人も少なくありません。初めは高く感じるかもしれませんが、自分の時間と神経を差し出すコストに比べたら、むしろ安いという判断です。特に事業フェーズが上がれば上がるほど、内製化のデメリットが目立ちます。

税理士も“断らない時代”に入っている

かつては「こんな小規模案件、引き受けてくれる税理士がいない」といった問題もありましたが、それも過去の話です。AIの台頭により、税理士業界そのものが“淘汰される側”にあることを彼ら自身が認識しています。今はどの税理士も、新規顧客の確保に本気。マネーフォワードなどの大手ですら、税理士ネットワークの維持に必死な状況です。

それでも「自分でやりたい」人へ、最もラクな道だけ教える

ここまで読んでも「自分でやってみたい」「まだ外注するのは不安だ」という人もいると思います。そんな人のために、“限界まで手間を削ったやり方”だけを厳選して紹介します。

▶︎「そもそも何が経費になるのか?」を事前に整理しておくなら、こちらの記事が参考になります

青色申告対応の神コスパ会計ソフト

自力で確定申告をするなら、最低限「青色申告対応」のクラウド会計ソフトが必要です。帳簿作成から申告書出力、e-Tax連携までを網羅しながら、年間1万円以下で使えるサービスもあります。特にfreee、マネーフォワード、やよいの青色申告オンラインあたりは、操作も直感的で初心者にも扱いやすいです。

以下は、代表的なクラウド会計ソフト3つの比較表です。

サービス名対応申告スマホ対応自動仕訳年間費用目安向いている人
弥生会計 オンライン白・青0円〜(初年度無料)初めて確定申告する人/コスパ重視
freee 会計白・青◎(スマホ特化)年間13,000円〜スマホ完結で申告したい人
マネーフォワード クラウド確定申告白・青年間12,000円〜日々の経理を楽にしたい人

どのソフトも機能面では一通り揃っていますが、「費用」「サポート」「初心者の扱いやすさ」で選ぶなら、弥生のクラウド青色申告が頭ひとつ抜けています。

スマホでも完結できるものだけを選べ

今どきPCを使わず、スマホだけで申告作業を完了できるサービスも存在します。外出中でも領収書を即アップロード、AIが仕訳候補を提案、e-Tax送信までスマホ完結。こうした機能が揃っていない会計ソフトは、いくら安くても選ぶ価値はありません。

「この条件に当てはまる人は税理士のほうが安い」

以下の条件に一つでも当てはまる人は、無理せず税理士を頼ったほうが安く済む可能性が高いです。

条件外注を検討すべき理由
年間売上が500万円を超えている控除や経費の最適化が重要。ミスによる税損のほうが高くつく
複数の事業収入・副業を持っている仕訳・帳簿整理が複雑。自力では対応が困難
青色申告の知識がゼロ帳簿ミスや控除漏れが頻発。制度対応だけで時間を浪費する
事業を今後も拡大したい税理士と顧問関係を築いておく方が、融資・節税の支援を受けやすい

まとめ|確定申告は“片付けて終わり”が正解

確定申告に必要以上のこだわりを持つ必要はありません。制度を深く理解することも、手間を惜しまないことも、必ずしもあなたの成長や売上に直結するわけではないのです。

むしろ、確定申告は「いかに短時間で、安全に、ミスなく終わらせるか」が重要です。そして、浮いた時間と気力を“未来の稼ぎ”に使うことこそが、正しいビジネスの姿です。

会計ソフトでも、税理士でも構いません。自分の時間単価を意識し、「やらなくていいことはやらない」という判断を持つことで、あなたの時間はもっと価値のある使い方に変わります。

よく読まれている記事

1

IT入門シリーズ 🟢 STEP 1: ITの基礎を知る(ITとは何か?) 📌 IT初心者が最初に学ぶべき基本知識。ITの概念、ネットワーク、OS、クラウドの仕組みを学ぶ ...

2

「私たちが日々利用しているスマートフォンやインターネット、そしてスーパーコンピュータやクラウドサービス――これらの多くがLinuxの力で動いていることをご存じですか?無料で使えるだけでなく、高い柔軟性 ...

3

この記事は、Linuxについて勉強している初心者の方向けに「Shellスクリプト」について解説します。最後まで読んで頂けましたら、Shellスクリプトはどのような役割を担っているのか?を理解出来るよう ...

-フリーランスの確定申告