仮想サーバー構築

【サーバ構築:第3巻】Webサーバーを構築しよう!【設定の初歩】

2020年3月23日

Webサーバーを構築しよう!

前回までに下記の記事で、VmWare PlayerへLinuxを導入を進めてきました。

問題なくサーバーの構築が完了していれば、下記のサーバーが構築されているはずです。

本環境のマシン構成

  • Webサーバー
    • wb01(今回の記事での設定対象
  • APサーバー
    • ap01、ap02
  • DBサーバー
    • db01、db02

今回は、Webサーバー(wb01)へhttpdサービスの設定を行っていきます。

構築環境概略図

httpdサービスには、Apache2.4.6(OSバンドル版)を使用します。

Webサーバー構築の簡単な流れ

簡単な流れ

  • スクリプト格納ディレクトリの作成
  • firewalldサービスの停止
  • yumリポジトリの設定
  • 「/etc/hosts」の設定
  • httpdサービスの設定

1.スクリプト格納ディレクトリ

早速、httpdの導入に入りたいところですが、まずはモジュールを導入するための前準備から行います。今後、作成するであろうスクリプトの環境を先に作成しておきます。

シェル格納ディレクトリについて

当サイト「Beエンジニア」では、「/root/scripts」配下を「スクリプト格納ディレクトリ」として説明していきます。
  本記事では、学習目的の為「root」以外でシェルの実行は行わない想定です。

本記事でのスクリプト配置構成は下記とします。

スクリプト配置構成

  • root
    • scripts
      • bin(実行スクリプト格納場所)
      • com(共通スクリプト格納場所)
      • etc(設定ファイル等の格納場所)
      • log(スクリプト実行ログの格納場所)
      • rep(出力レポート等の格納場所)
      • tmp(ディレクトリロック用)

① スクリプト格納ディレクトリ作成

下記のコマンドを実行して「/root/scripts」配下へ格納ディレクトリを作成します。

② スクリプト格納ディレクトリの確認

次のコマンドで、スクリプト格納ディレクトリの作成有無を確認します。

上記イメージの様に出力されていれば、作成されています。

2.firewalldサービスの停止

OSインストール直後は「firewalld」サービスが自動で起動しています。

実際に商用利用などのプロジェクトでもない限り、設定の邪魔になるので「firewalld」サービスは停止しておきます。

注意ポイント

本環境はサーバー構築の学習を目的としている為「firewall」サービスを停止しています。実際の商用プロジェクトでは、必要な経路やプロトコルを厳密に設計して「firewalld」サービスを設定してください!

下記の手順で「firewalld」サービスを停止します。

簡単な流れ

  • firewalldの状態確認
  • firewalldの停止実行
  • firewalldの自動起動無効化

① firewalldの状態確認

「firewalld」の状態を確認します。

次のコマンドで「firewalld」サービスの状態を確認します。

「Active:active(running)」実行中です。

このままだと、後で「httpd」サービスを導入しても「firewalld」サービスが外部との疎通を遮断してしまいます。

② firewalldの停止実行

次のコマンドで「firewalld」サービスを停止します。

「Active:inactive(停止中)」停止されました。

上記の結果イメージは、「firewalld」サービスを停止した後、状態確認を行った結果も表示しています。

「firewalld」サービスは停止しましたが、このままでは再起動後に再度「firewalld」サービスが起動してしまいます。

③ firewalldの自動起動無効化

次のコマンドで「firewalld」サービスの自動起動を無効化します。

自動化用のシンボリックリンクが削除されます。

これで、再起動後に自動で「firewalld」サービスが起動することはありません。

3.yumリポジトリの設定

モジュール等を追加するたびに、メディア(CD/DVD)をマウントするのは非常にめんどくさい為、ここではISOメディアを「/media」へマウントしてyumを実行できるように設定を行います。

下記の手順でyumリポジトリ作成の操作を行っていきます。

簡単な流れ

  • OS導入時に使用したISOメディアの格納
  • ISOメディア「/media」のマウント
  • yum設定シェル(add_yum.sh)格納
  • yum設定シェル(add_yum.sh)実行

本記事では、yum設定シェル( add_yum.sh )を使用して、yumのリポジトリを作成します。

「add_yum.sh」の詳細については、下記のリンクを参照してください。

① OS導入時に使用したISOメディア格納

OS導入時に使用したISOメディアをwb01サーバーの「/root」直下へ転送する。
本記事では「rhel-server-7.5-x86_64-dvd.iso」を使用しています。

転送手段にWinSCPを使用しています。

② ISOメディア「/media」のマウント

isoメディアをマウントするコマンドは:「mount -o loop -t iso9660 xxx.iso /media」です。
「/root」直下で実行します。

「iso」メディアがマウントされました。

③ yum設定シェル(add_yum.sh)格納

上記の「add_yum.sh」を「/root/scripts/bin」配下へ格納します。
※ viで直接「add_yum.sh」を「/root/scripts/bin」配下へ作成でも可。

転送手段にWinSCPを使用しています。

④ yum設定シェル(add_yum.sh)実行

次のコマンドで「add_yum.sh」シェルを実行します。
「/root/scripts/bin/」配下で実行します。

シェルを実行した結果が表示されています。

これで「/etc/yum.repos.d/」配下へリポジトリが作成されました。

「/etc/yum.repos.d/」配下へ「rhel-cdrom.repo」設定ファイルが作成されている。

4.「/etc/hosts」の設定

ホスト名で各サーバーを識別するために「/etc/hosts」へ各サーバーのIPアドレスを登録していきます。

環境に合わせて実行してください。

「/etc/hosts」へ各サーバーのIPが登録されます。

5.httpdサービスの設定

下記の手順で「httpd」サービスを設定していきます。

簡単な流れ

  • httpd導入有無確認
  • httpdインストール
  • httpd(再)導入有無確認
  • httpd起動状態確認
  • httpdサービス自動起動有効化
  • httpdサービス起動実行
  • httpdサービス状態確認
  • ブラウザ表示確認

① httpd導入有無確認

yumの設定が完了しましたので、「httpd」サービスの状態を確認します。

「リポジトリ」が「rhel-cdrom-rhel7-server-iso」と表示されている。
httpdが導入されていないことを示します。

リポジトリ」がメディア内に存在するため、まだ導入されていません。

② httpdインストール

次のコマンドで「httpd」サービスのインストールを行います。

ズラズラとインストールが実行される画面

③ httpd(再)導入有無確認

再度、「httpd」サービスの導入有無を確認します。
「① httpd導入有無確認」と同じコマンドを実行します。

「リポジトリ」が「installed」に変更されている。
「httpd」サービスが導入されたことを示します。

④ httpd起動状態確認

次のコマンドで「httpd」サービスの状態を確認します。

「Active:inactive(停止中)」となっている。

⑤ httpdサービス自動起動有効化

次のコマンドで「httpd」サービスの自動起動有効有無を確認します。

「enabled」と出力されれば、自動起動が有効化されています。

「httpd」サービスの「Apache2.4.6」モジュールの導入と同時に、自動起動が有効化になっています。

⑥ httpdサービス起動実行

次のコマンドで「httpd」サービスを起動します。

何も出力されていなければ、正常に実行されています。

⑦ httpdサービス状態確認

再度、「httpd」サービスの状態を確認します。
「④ httpd起動状態確認」と同じコマンドを実行します。

「Active:active(running)」無事に起動に成功しています。

⑧ ブラウザ表示確認

ブラウザで表示できることを確認します。

URL:「http://<wb01サーバーのIPアドレス>」を入力します。

正常に起動していれば、ブラウザ上に「Apacheのデフォルトテストページ」が出力されます。

以上で、wb01をWebサーバーとして動作させる最低限の設定が完了しました。

注意ポイント

なお、「RHEL7」系のバンドル版「httpd(Apache)」サービスを使用する場合は、「/var/www/html」配下がデフォルトの「ROOT」ディレクトリとなります。

お疲れさまでした。

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