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プログラマーの仕事内容と転職理由

今日、前プロジェクトで一緒だった同僚A君から突然連絡がありました。

どうやら、仕事をやめたいらしい・・・です。

「なにかあった? 」と、一応聞いてみました。

プログラマーの仕事内容と転職理由

なぜなら、今月始まってから既に3人から辞めたいと相談を受けているからです。

時期的に、冬のボーナス配当が終わった後だけに、こういった相談が来るだろうことは予想していたのですが・・

現在の会社での私の雇用形態は「不足する技術のサポート及び、後進の育成指導」となっています。

当然、相談に来るのは皆、大多数が私が育成に携わった者達なのです。

私が組織の人間ではないため相談しやすいのでしょう。

まぁ、理由は分かりきっているわけですが・・・

  1. 作業範囲が不公平、理不尽!
  2. 仕事が面白くない
  3. 上司とソリが会わない
  4. 今のポジションでの将来への不安
  5. 他の現場でスキルを磨きたい

まぁ、何処にでもよくある話なです。

以前のプロジェクトで一緒に仕事をしていたとは言え、現在は別々のプロジェクトに携わっているわけで、今の私のポジションでは直接そのプロジェクトに首を突っ込むことは出来ません。

しかし、私的には教え子にホイホイ会社を辞められてしまうと、また新たな者を一から育てなければならないといった弱みがあります。

幸い私は、役員の直轄で仕事を請け負っているため、上層部と直接話す機会が多く、かといってそのまま伝えれば、告げ口をしているようで彼らが誤解されてしまう。

まず、「根本的な問題を把握することが先だな」と、話をまとめてみることにしました。

要件及び、必要工数見積もりは下記の通り

  • Aプロジェクト 
    • 全5人
    • 2019年4月~2020年4月
    • サーバ側プログラムの設計見積 
      • java 20人月
    • クライアントプログラムの設計見積
      • .NET 50人月
    • 開発は中国へのオフショアリング 

概要的には、クライアント側で作成したデータを、サーバ側で受け取りデータベースに保存するといったシステムの開発のようです。

話を聞いていくうちに、「そもそもの問題は、サーバサイドの技術者が今回の相談者A君(仮名)以外にはいない」ということが分かってきました。しかも、サーバサイドの設計をA君一人に押し付け、後のメンバーでクライアント側をそれぞれ振り分けて担当しているらしい。

工数が20人月と出ている以上1人では物理的に不可能と答えが出ている状態なのですが・・・

さらに仕様変更が頻繁に発生し設計書の書き直しの頻度が高く、中国側には既に修正前の設計書が渡っており、修正のたびにロジックが変わるためとても1人では管理できないとのことでした。

A君からは「本当に大変なんです。」と言う言葉が何度も繰り返されるばかり・・

A君曰く、責任者に無理なことを伝えてみたが、「やってもらわないと困る!」と突っぱねられると言うことのようです。

まぁ、その責任者のことは私も良く知っています。

ITエンジニアの人間性

すべての技術者がそうだとは言いませんが、このIT業界の技術者はこういった問題が起こると大抵皆そっぽを向きます。それが先ほどまで笑顔で話していた相手に対してもです。

こういったドライな人間関係が、IT業界に携わる者の特徴といってもいいのではないでしょうか。だからというわけではありませんが、私はITエンジニアの人間性に疑問を持つことがよくあります。

責任者はこの問題を如何に意識しているのでしょうか・・・

この業界にはプロジェクトが破綻することを「火がつく」や「デスマーチ」と言った表現で表します。また責任範囲が明確なため、A君のように物静かなタイプはデスマーチの戦犯にされやすいのです。

総合力の低い者が管理職(責任者)に立った場合、A君のように限界以上の業務を背負わされているにもかかわらず、それが作業量的に無理だと理解できないのです。理解出来ていてやらない管理者もいます。

理不尽な話ですが、大変だから手伝おうと親切心で手を出した結果、全ての戦犯にされてしまうことが非常に多いこも理由です。

A君はこれを恐れて会社を辞める決意をしたらしいことが分かってきました。

これはIT業界の抱える歪みにA君がはまってしまった最悪の例でもあります。

更に話を聞いていくうちに、仕様変更が頻繁に起こるため設計書の修正が追いついていないことも原因の一つとわかりました。

中国側の技術者からは、A君に対し、「設計書の精度が低いため、どのようにプログラムを作成してよいか分からない」とクレームが起きているらしいです。

私の経験から言うと、ここには目で見えない大きな問題が3つ隠されているように感じました。

  1. 期限を定めた使用凍結の宣言
  2. 当事者への自尊心保護の欠如
  3. 責任者の人間力及び、包容力の欠如

まず第一に、この問題で責任者が果たさなければならないことは、A君の自尊心の保護です。

ここで言う自尊心の保護とは、仕様変更が相次ぎ設計書の精度が落ちていることについて、このままでは、A君の能力が中国側に疑われてしまうという問題を指しています。

「部下を守るのは上司の仕事の一つである」と考えてる管理職の少ないこと・・・

責任者がとらねばならない行動は、「設計書を修正させてすぐ送る」ことを伝えるのでは無く、「人員が足らない中、A君が必死に設計書の修正をしているが、とても追いついていないという事実を中国側へ伝えること」なのです。

理解してもらったうえで、中国側にヘルプを依頼するべきです。

潤沢な中国側のリソースとA君の自尊心の保護をすることで、プロジェクトの崩壊、及びA君の退社願いは無かったはずです。

A君もまだ経験(場数)が少ないため、この状況をどう表現していいか分かっていないのでしょう。まぁ、表現できたところで現場の責任者が理解できるかは、別な話なわけですが・・・

IT技術者が「スーツ着た土方」といわれるのはこの辺に理由があるのでしょう! 残念なことですが、A君の退社は止められませんでした。

まとめ

正規社員と違いフリーランスの場合、自分のことは自分で守るしかありません。誰も助けてはくれません。自分を守る術を身につけましょう。

いずれキャリアを積んでいくことで「危ない条件」を事前にかぎ分けることが出来るようになります。

また「フリーランスの手帳術」でも自分を守る方法等を紹介していこうと思っています。

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