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AIの普及によってビジネスはどう成長する?求められるスキルとは

2. 新しい技術を身につける

すでに一般的な言葉として定着したAI(人工知能)。

さまざまな家電製品や情報デバイスに搭載されはじめ、企業ではAIをビジネスに活用しようという動きも活発化してきています。

しかし同時に、AIによって職が奪われるのではないかといった懸念の声も聞こえてきます。

そこで今回は、AIの技術は現在どのように活用されているのかを紹介するとともに、まもなく到来するであろうAI全盛の時代を生き残っていくために何が必要なのかについても詳しく解説していきます。

AIの現状

はじめに、AIの技術は現在どの程度進んでいて、具体的にどのような業務に活かされているのか見ていきましょう。

一口にAIといっても、画像解析や自然言語処理などさまざまな役割があり、業務の特性に応じて使い分けられているケースがほとんどです。

そのなかでも、もっとも活用事例として多いのがデータ分析です。

たとえば店舗のPOSシステムから購買データを読み取り、購入者の傾向を解析。

そのようなマーケティングデータを活かし、今後の売り上げ予測や新規出店エリアの選定につなげるといった使い方もできます。

また、画像解析の技術を応用し、工事現場などで構造物の点検や工場などの製造現場においては不良品の自動検知にも役立てています。

いずれの事例においても、人間の勘や目視などによって行うよりもAIを活用したほうが遥かに効率的であり、生産性も向上することから多くの企業への導入が進んでいる現状があります。

AIのさらなる発展予測

そもそもAIという技術は、それだけで大きなイノベーションが実現できるものではありません。

あくまでもAIは生産性向上や業務効率化のためのひとつの手段に過ぎず、さまざまな業種で得られる知見やノウハウが欠かせないものです。

スマートフォンやタブレット端末が爆発的に普及し、その後ビジネスシーンにおいてもクラウドコンピューティングが台頭してきたように、AIも今後さまざまな分野において革新的なイノベーションを起こすものと期待されています。

なかでも大きなカギを握るとされているのが、自動運転技術と遠隔医療の分野です。

自動車産業は日本国内においても一大産業のひとつであり、自動車の製造に関連する企業も数多く存在します。

自動運転技術が実現すると、これまでの自動車の定義や交通ルールなども大きく変化し、移動手段も多様化していくと予想されます。

同時に、これまで存在していなかった産業や業種も自動運転技術の実現によって生まれてくることでしょう。

遠隔医療の分野は深刻化する医師不足や地方と都市部の医療格差を是正する手段のひとつとして注目されています。

さまざまな健康データをAIが解析することにより、患者の症状などから考えられる病名などを診断。

医師が現場にいなくても、遠隔で医療を受けられる体制を構築できるとも期待されています。

AIの台頭によって考えられる懸念

あらゆる産業を革新し、人々の生活を一変させると期待されるAI。

しかしその一方で、大きな懸念とされていることがあります。

それは、AIによって奪われる職種があるということ。

たとえば自動運転技術が誕生すると、タクシーやバス、トラックの運転手など、自動車を運転することを生業としていた人々の職が追われることになります。

また、遠隔医療では医師や看護師をはじめとした医療機関で働く人々の絶対数が減ることも懸念されるでしょう。

これまで人類が辿ってきた歴史を見ても、産業革命の機械化によって肉体労働を行ってきた人々は職を追われることになりました。

これと同じようなことがAIでも起ころうとしていることは事実です。

一般的にAIによってなくなる職種としてさまざまなものが挙げられますが、その中には従来「人間でなければできない仕事」と考えられてきた職種も少なくありません。

医師や自動車のドライバーも専門職であり、特定の資格をもっていなければ従事することができませんが、AIはそのようなハードルでさえもクリアするほど進化を遂げているのです。

AI時代を生き残っていくために

AIの発展にともない、これからも生き残っていくためにはどのような方法を模索する必要があるのでしょうか。

ここで重要なポイントとして挙げられるのが、「なくなる職種もあれば新たに生まれる職種もある」ということです。

たとえば機械化が進みモノの生産が自動化されたと同時に、肉体労働者は大きく減少しましたが製造機器の生産やメンテナンスを行うエンジニアという職種も新たに誕生しました。

また、コンピュータが登場してからはプログラマーやシステムエンジニアといった新たな職種も生まれています。

AI時代を生き残っていくためには、一言で表すと「AIに使われる人間になるのではなく、AIを使う側の人間になる」という考えに改める必要があるということです。

ここ数年で多くの企業はAIの導入を模索し始めましたが、そのようなニーズに対し優秀なAIエンジニアはまだまだ足りていないのが現状です。

AIの特性を正しく理解し、どのような業務にAIが対応できるのか、それを実現するための方法やシステムを実際に構築できるスキルのあるAIエンジニアは、まもなく到来するAI時代において必要不可欠な人材になることは明白といえるでしょう。

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