職種別就職・転職術

インフラエンジニアとは?未経験でも転職できる?仕事内容や年収を紹介!

2020年2月24日

時代の変遷に伴い、社会環境は時々刻々と変化しています。

年功序列制度が廃れ、年齢や性別に関係なく有能な人材を起用する考え方が浸透しています。

そこで今回は、未経験者の方がインフラエンジニアへと転職する際に、役立つ情報を集めました。

インフラエンジニアとは?

インフラエンジニアとは、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアなど、インフラ系エンジニアの総称を指しています。

インフラエンジニアの需要はインターネットの出現によって増え続けるWebサービス(ホームページ)とともに、それを支える基盤システムとして爆発的に普及しました。

ITインフラは、大別すると、ハードウェアとソフトウェアの2種類があります。

どちらもWebアプリケーションサービスを動かす上で欠かせません。

つまり、インフラエンジニアはIT業界で縁の下の力持ちとして大きな役目を担っているのです。

24時間365日、ITサービスが安定的に稼働し続けるためには、インフラエンジニアの存在が必要不可欠です。

インフラエンジニアの具体的な仕事内容

前述した通り、インフラエンジニアは快適なネット環境を提供することが仕事です。

プログラマーが作成したWebアプリケーションのプログラムを実行するための土台となるシステム、つまりサーバやそれに付帯するハードウェアの設計・構築を担当する専門家です。

ユーザーからは「見えない縁の下の力持ち」的な立ち位置になり、「バックエンドエンジニア」の部類に属する職種となります

インフラエンジニアの仕事は、お世辞にも「楽」とは言えません。正直に言えば「とてもキツイ仕事」です。

特にハードウェア障害が発生した場合など、それが夜中であろうと旅行中であろうとお構いなしで対応しなければなりません。

夜勤などは「運用担当者」が行ってくれることが多いのですが、そこで発生した「重度な障害」などはインフラエンジニアでなくては対応できないモノばかりです。

機器の設定変更などで設定ファイルに触れる場合、設定を誤ってしまうとシステムが丸ごと動かなくなってしまうといった悲劇も起こりえます。

何を隠そうこの私もその経験者です。某企業6万人の業務を停止させてしまったことがあります。さすがにエンジニア業界をやめようと思いました。

400時間を超える作業が2か月連続で続き、さすがに行政指導が入る直前に強制的に家に帰されました。被害額は数億に上ったとか・・・

この重圧に耐えきれずやめていく者は非常に多いです。精神を病んでしまう人もざらにいます。

これは経験した者にしかわかりませんし、経験してほしいとは思いません。

インフラエンジニアの種類

具体的には、どのような業務があるのでしょうか。

最近ではシステム規模に合わせるようにインフラエンジニアもさらに細分化されています。

  • システムエンジニア(SE)
  • インフラエンジニア
    • サーバーエンジニア
    • ネットワークエンジニア
    • データベースエンジニア
    • セキュリティエンジニア
    • テストエンジニア

新しい技術の開発・発展に合わせて、インフラエンジニアの種類も細分化されています。

未経験でも転職できる?

漠然とインフラエンジニアと言ってしまうと、それは「バックエンド」側の作業を一通り可能な人材と捉えられてしまいます。

よく「未経験者からでもインフラエンジニアになれます!」なんて謳っている案件がありますが、それを鵜呑みにしてはいけません!

絶対にとは言い切れませんが、まず不可能と考えてください

インフラエンジニアはそんな甘くありません。

未経験者からでも可能」 という言葉は、十中八九「テスター」枠を指しています。

テスターとは、テストエンジニアの設計した「テスト設計書」を元に、淡々とテストを行っていく「エンジニア見習い?」や「アルバイト」を指すことが多いです。

私は長年この業界で働いていますが、テスターでキャリアアップした人を見たことがありません。

もしあなたがテスターに指名されたなら、それは「要注意」です!

あくまでも、IT業界の空気を感じる程度にとどめ、間違ってもテスターとして居座ってはいけません
20代のうちは体よく扱われ居座る方をよく見ますが、30歳過ぎたころには居場所がなくなってしまいます!

まずはネットワークエンジニアを目指せ

もしも漠然とインフラエンジニアになりたいと思っているならば、まずは「ネットワークエンジニア」を目指すべきです。

ネットワークエンジニアは、扱う範囲がネットワーク技術に限定されるため、他と比べて比較的未経験からの転職には向いているからです。

具体的には、ネットワークエンジニアにしても、サーバーエンジニアにしても、実際は両方の知識が同時に必要になってきます。

サーバエンジニアはその中でもサーバー寄りの知識が若干得意と言うだけで、ネットワークエンジニアもしかり。

特に専門的な知識以外で必要な知識にそう違いはありません。

例えば、サーバーエンジニアが設定するマシンのNICには「冗長化設定」の要件が盛り込まれていた場合、当然サーバーエンジニアは「チーミング」のようなネットワーク色の強い知識を求められます。

その他にも必要な知識はOSコマンド、ネットワークコマンド、データベースDML等、中でも「Shell」は必須です!
インフラエンジニアを目指すなら、まずは「Shell」覚えましょう。

まずは「ネットワークエンジニア」を足掛かりとして、インフラエンジニアを目指しましょう。

インフラエンジニアはキツイ?

正直とてもキツイ仕事です

夜中に突然スマートフォンに運用担当者から連絡が入ります。

運用:「○○システムで障害が発生しました。」
運用:「○○システムの画面が表示されないそうです。」
私:「PCにメッセージなど出てますか?」
運用:「見てみます。しばらくお待ちください。」
一時経過・・・

運用:「インテルインサイドって書いてあります。」
私:「あ、いやっ、それはあなたのPCに貼ってあるシールですよね?」
私:「ではなくて、なにか画面にメッセージなど出力されていますか?」
私:「ログはみれますか?」
一時経過・・・

私:「いいですっ!直接そちらへ向かいます」

上記は私が実際に経験した障害発生時の運用担当者との会話です。

自分で設定したならまだよいのですがキャリアの浅いエンジニアが設定をしくじると、もう検討のつけようがありません。

そんな仕事ばかりのインフラエンジニアですが、それでもやってみたいと思う方は頑張ってみてください。

キャリアアップを目指すなら避けては通れません。

年代別年収と転職方法

20代のインフラエンジニア

20代のインフラエンジニアは、年収が313万円~390万円程度、月給が19万円~24万円程度です。

ボーナスは78万円~97万円程度となっています。

他の一般職よりも初任給が高額なケースは少なくありません。

しかしながら、職場環境が合わなければ、転職を考えることもあるでしょう。

20代のインフラエンジニアは、まだまだ伸びしろがあり、引く手あまたです。

インフラエンジニアの求人情報に特化しているサイトを利用すれば、自分に適した職場を見つけやすいです。

20代なら卒業後の転職サポートまで行ってくれ、しかも受講料が「完全無料」の専門のITスクールがいくつも存在します。

「ネットワークエンジニア」にせよ「サーバーエンジニア」にせよ、 積極的に専門のITスクールを活用しましょう。

企業と提携しているITスクールが多く、内定率はかなり高いです。

30代のインフラエンジニア

30代は、仕事を覚えて、自身のアイディアを披露する機会が徐々に増えるでしょう。

同時に、後輩を指導する場面も多くなります。

仕事量や裁量の増大に伴って、収入がアップします。

平均年収が320万円~480万円程度、月給が26万円~30万円程度です。

ボーナスは105万円~120万円程度です。

もしも転職する場合には、専門的な資格を取得した上で、求職活動を開始しましょう。

インフラエンジニアとして一定の経験を積んでいる30代は、転職の際に企業から期待されるものが大きく、ハードルが高くなっています。

確固たる実績を持っていなければ、再就職が難しくなります。

今一度、自身の経歴を振り返り、自己研鑽に取り組むことが大切です。

20代の様に「完全無料」を謳うITスクールはありませんが、30代なら転職サポートまで行ってくれるITスクールは沢山あります。

40代のインフラエンジニア

中間管理職となる40代は、年収の相場が420万円~610万円程度となっています。

月給は34万円~38万円程度、ボーナスは140万円前後です。

主任以上の役職は、平均年収が470万円~850万円程度、ボーナスが118万円~214万円程度です。

将来に不安を感じた折には、転職を考えましょう。

40代には、ハローワークを活用した転職方法も一つの手です。

対面でハローワークのスタッフと会話するうちに、自分の考えを整理し、経験や実績をピーアールする方法が探し出せます。

但し、40代を積極的に再雇用している企業が少ないため、就職活動が難航することを頭に入れておかなければなりません。

派遣で実績を積むことも念頭に置くべきです。

派遣先で実務経験を積めば転職に有利になりますし、そこでの評価が高ければ派遣先でそのまま正社員として採用ということもありえます。

転職サイト・転職エージェントに一度登録してしまえば、あとはメールを確認しつつ、興味ある案件に応募するだけです。

求人探しのポイント

年収の幅が広く、キャリアがある方のほうが年収も高いインフラエンジニア。

未経験や異業種から転職すると「転職後の方が年収が低い」という可能性も十分あります。

そのため未経験や異業種から転職する方は、転職エージェントに相談をするのがオススメです。

転職成功率をあげるために、最初の会社は条件を低めに探すという方法も良いでしょう。

全くの未経験からの転職の場合は、「未経験歓迎」を謳っているエージェント以外の選択肢がなくなってきます。

インフラエンジニアは、どうしても経験がものをいう世界なので未経験からはとても厳しいものがあります。

あらかじめ未経験と言う事を前提にプロジェクトを紹介してもらいましょう。

今後「同一労働同一賃金」制度がスタートする中で、転職エージェントは社員、契約社員の混合チームを結成し、案件の獲得に動き始じめるでしょう。

そこへ入り込めればチャンスです!

転職エージェントの中には「凄腕フリーランス」を専門にしているところもあります。

こういった転職エージェントを選んでしまうと、求人の質は高いけど未経験では太刀打ちできず即退場なんてこともおこりえます。

有利になる資格

よくインフラエンジニアに転職する際に有利な資格として下記の資格が挙げられますが、私や実際の現場は懐疑的です

  • 国家試験:ITパスポート
  • 国家試験:基本情報処理技術者
  • 国家試験:応用情報処理技術者
  • 国家試験:ネットワークスペシャリスト
  • 国家試験:データベーススペシャリスト
  • ベンダー試験:Linux技術者認定 LinuC レベル1
  • ベンダー試験:Linux技術者認定 LinuC レベル2
  • ベンダー試験:Linux技術者認定 LinuC レベル3
  • ベンダー試験:シスコ技術者認定 CCNA
  • ベンダー試験:シスコ技術者認定 CCNP
  • ベンダー試験:シスコ技術者認定 CCIE

私の従事するプロジェクトにもよく「〇〇の資格」を武器に転職してくる方がいますが、正直そういうエンジニアで使い物になった人はいません。

頭はいいのかもしれませんが理屈ばかりで全く手を動かすことが出来ない人が多いです。

最近ではこの資格を自慢するエンジニアに対して、私は「ニセモノ」のレッテルを貼っています。

凄腕さんとして参加したはいいのですが、結局何もできず私の仕事は一向に減りません。

言い訳ばかり達者で「転職先を間違えたのでは?」と思ってしまいます。

まずはシェルを覚えよう

実際に現役の立場から言わせていただくとするならば、アピールするためにはまず「Shell」を学んでください。

特に種類は問いませんが、可能なら「BShell」が良いと思います。

「Kshell」や「BaShell」などのメジャーなシェルは皆「BShell」からの派生シェルな為、「BShell」一つ覚えればつぶしが利きます。

インフラエンジニアと言えどもシュルを自由に扱える人は10人中3人いれば良い方です。

例えば、現場の悩みとして代表してあげられるのは、サーバー毎のOSプラットフォームが異なる場合です。

現場で必ず起こる問題の一つに運用シェルの管理があります。

AサーバーはAIX、BサーバーはRHELなど、サーバー毎にOSプラットフォームの異なるプロジェクトは一般的です。

この異なるOS毎で扱うシェルが異なるため、同じ用途の運用シェルでも片方は「ksh」もう一方は「Bash」など複数Shellを管理しなくてはならない問題があります。

BShellでロジックを作成してしまえば「ksh」「Bash」問わず動作するため、プラットフォーム依存による運用シェルの煩雑化を抑制できます。

本当に欲しいエンジニアはShellを自在に扱える人だと私は思っていますし、実際に現場へ要求するスキル者として「資格もちはいらない! Shellの扱える人を募集して!」と会社へ挙げています。

また、メジャーなアプリケーションなどの起動ロジックは、すべてShellで記述されることが多い為、Shellを理解することで、アプリケーションの動作なども自在に操ることが可能となります。

人事はこの辺を全く理解していないド素人が多いので、意味のない資格者ばかりを優遇してしまうところがあるのだと思います。

資格はあくまでも未経験からの転職成功率を上げるための手段にすぎません。
資格を取得することで、エンジニアとして成功するかは別問題です。

極意の伝授

最後に、エンジニアとして絶対に成功する「極意」を伝授します。

7つの習慣」を呼んで「第二領域」だけを意識してください。
第二領域を理解していない同僚や上司、エンジニアは徹底的に排除してください!

リスクは常に、影響度の大きい順に「3レベル」にブレイクダウンし、常に最悪のレベルで物事を想定してください。

当然面倒な手間が発生しますが、だれにとっても面倒なのは同じです。

行動したあなただけが次へ進めます。

言う事は優しいですが、実行するとなると非常に厳しいです。

私は過去に、普通のエンジニアが侵す失敗の10倍以上、失敗を繰り返してきました。

リスクの高い業務には、何時もうまく煽てられ、常にリスクを背負わされてきました。

酷いときには、6万人の業務を止めてしまったこともあります。
(損失は数億に登ったらしいです・・)

辞めようと思ったことも何度もあります。

苦しいことも沢山ありますが、あきらめないこと!

仕事は会社部署経験未経験に関係なく「」に降ってきます。

まとめ

まとめ

インフラエンジニアに必要なスキルは、バックエンドエンジニアの技術全般が必要です。

インフラエンジニアの仕事は、お世辞にも「楽」とは言えません。

正直に言えば「とてもキツイ仕事」です。

特にハードウェア障害が発生した場合など、それが夜中であろうと旅行中であろうとお構いなしで対応しなければなりません。

絶対に無理という訳ではありませんが、未経験からインフラエンジニアになるのは非常に厳しいと言わざるを得えません。

それでもインフラエンジニアを目指すなら、資格云々よりもまず「Shell」を自在に操れるようになりましょう。

面接でのアピールポイントでもかなり有効に働きます。

そして何より大事なのは、口よりまず手を動かすことを心がけてください。

現場の中核にいるエンジニアはそこを見ています。

多少スキルが劣っていたとしても、戦力になる可能性をすぐに見抜きます。

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