フリーランスの事前知識

フリーランスとして独立する前にやるべきことチェックリスト(案件獲得編)

2020年4月17日

「フリーランスとして独立する前にやるべきことチェックリスト」、以下の記事では「お金まわり」に関するToDoをご説明してきました。(まだ読まれていない方は以下をご覧ください)

さて、後編となる今回は「案件獲得編」と題しまして、フリーランスとして独立後、スムーズに案件を獲得し家計に余裕をもたせるためのToDoについて解説します。

実際にフリーエンジニアとして独立し今も活動している私自身が思う、過去を振り返ってみて”やっておいたほうがいいと思うチェックリスト”です。フリーエンジニアとして独立を志している方は、ぜひチェックされてみてください。

案件獲得に関するToDo

フリーランスが独立前の会社員時代にできればやっておいたほうがよいToDoは大きく分けて7つ。特にこれからご説明するToDoの「1」と「2」は実体験から重要だと考えています。

  1. 定時後・休日中に営業活動をしておく
  2. 円満退社し、前職から案件獲得の話をつけておく

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

定時後・休日中に営業活動をしておく

独立前にやっておくべきこととして、真っ先に思い浮かぶのがコレです。会社に雇用されており、給料が出ている間に個人(フリー)で営業活動を行ない、独立後にすぐ動き出せるように依頼の契約をすすめておきましょう。

多くの人は、インバウンドで営業なしでも依頼の相談が来る集客力やマーケティングのポジショニング、発信力はまだないと思いますので、会社の仕事がない時間帯に知人や上司経由で営業相談をしたり、受注に繋がるようなイベントへの参加、フリーエンジニア向けのエージェントサービスの利用を先に進めておきましょう。

「案件獲得の営業活動は、退職してからでも間に合うでしょ!」という考えはご法度。せめて、退職後の直近1ヶ月で対応するくらいの案件は、会社員時代にクライアントと話をつけておかなければ安心できません。

円満退社し、会社から案件獲得の話をつけておく

先ほどの「営業活動」の話に含まれる内容ですが、会社と良好な関係を築きながら退職の話を進め、会社から独立直後の業務委託の依頼をいただく約束を交わすようコミュニケーションをとりましょう。

会社の経営状況やアウトソースできる予算感にもよりますが、退職する会社から独立直後はお仕事をもらうのが一番ラクだと思います。

確かに、会社を辞める際にはなかなか会社側と折り合いがつかず、あまり気持ちのよい対応をされない場合もあるでしょう。しかし、そこは我慢。

個人的には独立後のほうが理不尽なことや、営業が思うようにいかないことは多いため、付き合いのある今の会社から新規案件を獲得できないのであれば、独立は少し様子見したほうがいいかもしれません。

つまり、お勤め先の会社から「ぜひ独立するなら●●さんに依頼するよ」と話が展開しないような”スキル度・信頼度”なら、独立は慎重に考えたほうがいいということです。

事業計画・アクションプランを作成しておく

フリーランスとして独立する前には、独立後の事業計画・アクションプランを作成しておくようにしましょう。とはいっても、企業が株主やメディア向けに公開するようなしっかりとした事業計画などは不要です。

本来、事業計画書は企業が融資の際などに、金融機関やVC(ベンチャーキャピタル)向けに自社の戦略や未来像を伝える目的で作成されますが、フリーランスは”自分向けに事業の方向性を腹落ちさせるため”に整理しましょう。

フリーに転身する自分向けにどんなスキル・技能で営業していくのかという「サービスの棚卸し」、どうやって集客・利益をあげていくのかという「ビジネスモデルの整理」、あとは直近3ヶ月くらいの「財務計画(家計計画)」をまとめます。

まあ、まとめるといっても、いざ独立してみるとプランとは違う出来事が起きることはザラですので、そこまで神経質に緻密に計画を練る必要はありません。

プランの大枠ができたら「じゃあ、独立後の1ヶ月・1週間では何をどれくらいすればいいのか」、具体的なアクションプランをタスク管理ツールやGoogleスプレッドシートなどに洗い出しておくといいでしょう。

SNSの発信力・フォロワー数を増やしておく

ここからあげるToDoは、少し重要度が下がります。もし余裕があれば、取り組んでみてください……という程度です。

ご説明するのは、「SNSの発信力・フォロワー数を増やしておく」ということ。フリーランスは個人のネームバリューや発信力が案件獲得数に影響するので、TwitterやFacebookの積極的な活用は効果を発揮します。

Facebookはすでに「お友達」の方に向けて、仕事やプライベートに関する情報を発信することで現状を伝えることができますので、退職する際には退職の報告をポストしましょう。ついでに、やんわり「お仕事ください!」と一言添えてもいいかもしれないですね。

独立後の案件獲得という意味では、Twitterは新規の顧客獲得に強く効果を発揮します。Facebookのような知り合い間への情報発信だけでなく、#(ハッシュタグ)などから広くユーザーの交流が期待できますので、Twitterアカウントの発信力やフォロワー数を会社員時代から育てられていれば理想です。

クラウドソーシングやエージェントサービスに登録しておく

ここまで、独立後を見据えて会社員時代から営業すべきであること、できれば事業計画をたてSNSの発信力を育てておくことと説明してきました。

ですが、そもそも論、エンジニアを志す皆さんの中には、「営業力」や「マーケティング力」に自信がないという方も多くいらっしゃることと思います。

確かにフリーになるならば、自ら案件を獲得できる営業力やマーケティング力があるに越したことはないですが、今は案件獲得を助けてくれる「クラウドソーシング」や「エージェントサービス」が多数あります。

以下は、国内向けサービスの代表的なものです。

【クラウドソーシングサービス】

【エージェントサービス】

独立する前に、ざっと各種サービスに目を通し、自分のスキルや事業イメージにあった案件が獲得できそうなサービスに登録しておきましょう。そして、できるならば副業としていくつか案件を受けてみて相場観を掴んでおくのが理想だと思います。

営業用の個人HPや実績・ポートフォリオを作成しておく

SNSの発信力・フォロワー数を増やしておくのと同じように、個人HPの作成や実績・ポートフォリオの整理も独立前にやっておいたほうがいいかもしれません。

リモートワークが普及してきた現代では、個人HP経由で新規案件の相談が舞い込むことはよくあります。ですので、自分がどんな仕事をしてきたのか、スキルや実績があるのか、どんなサービスを受けることができるのか、独自ドメインを取得してHPで発信しましょう。

【HP作成サービス】

【CMSツール】

HP作成サービス・CMSツールは上記のように多数あります。HP制作で代表的なものは「Jimdo」や「WIX」、CMSで代表的なものは「WordPress」や「Movable Type」など。そのあたりをチョイスしていれば、大きな問題はないと思います。

まとめ

まとめ

いかがだったでしょうか? 前編の「お金まわり編」と合わせて全15のToDoについてご説明してきました。読者によって個人差はあると思いますが、できることならばフリーランスとして独立する前に準備・確認できていれば理想的です。

かといっても、会社を退職する前はいろいろとバタつきます。「いざ、独立するぞ!」と意気込むと、肩に力が入り浮き足だってしまうこともあるでしょう。

「お金まわり編」「案件獲得編」でご紹介してきたToDoは独立前に対応できているとよいのは間違いないですが、かといって”必須ではありません”。

独立後から対応しても十分間に合うToDoだと思いますので、焦ることなくご自身のペースで前向きに進んでいきましょうね。

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