フリーランスエンジニア

フリーランスがクライアントとの取引に必要な基本書類一覧

2020年5月8日

フリーランスとして独立するにあたり、通常、複数の人員で行なう会社機能的な業務を、一人で行ないはじめることになります。

クライアントとの契約から報酬管理まで、その内容は多岐に渡ります。記事では、そのなかでも重要なクライアントとの取引に用意すべき書類をご紹介します。

どの書類もあらゆるサイトでテンプレートが提供されているので、この記事を参考に作成してみて下さい。

見積書とは

見積書とは、業務に関する報酬金額が記載された書類のことを指します。これは、フリーランス側が用意すべき書類です。

まず、クライアントがフリーランスとの契約を検討する際には、最初に見積書を見て、取引を検討します。そのため、見積書はフリーランスにとって、最初の一手(契約)を決める重要な書類となるでしょう。

見積書には、フリーランスが請負う業務内容とそれに対する報酬金額を詳細に明記します。消費税もしっかり記載しましょう。

これに間違いがあるとあとでトラブルに繋がる場合があるので、初心者の方はオリジナルの見積書ではなく、インターネットでフリーのテンプレートを検索し、それに沿った記載方法がおすすめです。 

業務委託契約書とは

業務委託契約書は、今回ご紹介する書類の中でもフリーランスが最も慎重に作成すべき書類。なぜなら、フリーランス及びクライアントは契約書の内容で業務を行なうことになるからです。

ほとんどの場合、これらの契約書類はクライアント側が用意をします。

ここでフリーランスが注意したいのは、契約方法です。業務委託契約書に記載される契約には、「業務請負契約」と「業務委任契約」の二通りの方法が存在します。契約書のタイトル及び文中に業務請負契約・業務委任契約という旨の記載があるので、確認してみて下さい。この2つの契約方法には、それぞれ違いがあります。

主な違いは、仕事の完成をさせる義務の有無です。例えば、フリーエンジニアがクライアントと、見積書や契約書内でシステムの構築を業務として依頼されたとします。この時、業務請負契約を交わしていた場合には、フリーエンジニアはクライアント側の提示する条件のもと、システムの構築を完全に完成させて、初めて報酬を受け取ることができます。

完成させるまで途中で仕事を中止することができない反面、クライアントから仕事に関して指示を受けることなく、完成まで自身で自由に取り組むことができるのがメリットです。

反対に、業務委任契約を交わしていた場合は、あくまでシステム構築の過程業務を行なうという契約になるため、仕事を完成させる義務はありません。

こちらの契約は主に、時給契約などに多くみられます。こちらはクライアントから仕事に関する指示を受ける分、取り決めた範囲の業務以外は断ることもでき、明確な仕事範囲を決められるという点がメリットとなります。

どちらが良いかは業務内容やフリーランスにより異なるでしょう。それぞれのメリット・デメリットを確認して、互いの利益になるような契約を交わして下さい。

また、それ以外にも内容として、不備がないか、不利な点がないか確認し、少しでも不安がある場合は、クライアントと相談しましょう。 

秘密保持契約書(NDA)とは

前項の業務委託契約書とあわせて見かけることの多い、秘密保持契約書(以下、NDA)。こちらは、クライアントの企業がフリーランスに依頼する場合、企業の秘密が外部へ漏れることを防ぐための契約書です。

NDAは、クライアント側が用意すべきものとなります。業務内で得た情報を外部へ漏らさないという内容がほとんどで、これを破った場合、企業から責任を追及される場合があります。

フリーランスは、自身の使用しているPCのセキュリティを確認・整備した環境を用意する必要があります。

請求書とは

仕事が完成、または、業務の完了後にフリーランス側で用意するのが請求書です。

事前に、交通費や材料費などの業務にかかった経費の請求に関する取り決めがある場合は、請求書に報酬と併せて記載し、クライアントへ請求します。

クライアントによって請求書の〆切日が異なるので、事前に確認しておきましょう。基本的には契約書によって確認が可能です。

請求書には、報酬のほか、行なった業務内容や消費税金額、振込口座、自身の氏名・住所、請求先の会社名・住所を記載します。これらが間違っていると、正しく報酬が振り込まれない場合があるので注意して下さい。

請求日は仕事が完成または、業務の完了した日付となります。

この書類をもって、フリーランスとしてクライアントとの一連の業務が完了です。

丁寧な契約書類の作成は、フリーランス自身を守る

記事では、フリーランスが作成すべき書類、クライアントと契約するうえで交わす書類についてご説明してきました。どの書類もクライアントとの取引では欠かせないものとなり、フリーランスとして活動していると必ず目にする書類です。

冒頭でもお伝えしましたが、フリーランスはひとつの会社で部署別にもつ機能や役割をひとりで担わなければなりません。そのなかで、仕事をいただく際に交わす各種契約書は”フリーランス自身を守る”という点でもとても重要です。

クライアント企業とお互い気持ちよく仕事を進めていくためにも、各契約書の役割を正しく理解して、丁寧に契約を交わして仕事を取っていきましょうね。

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